Mahaloというアメリカのスタートアップ企業で起きた事件です。Evanという社員がほかの会社に転職することが決まり、社員とCEOであるJason氏にこれまでの感謝を表すメールを送りました。するとJason氏はそれが気に食わなかったようで最終出社日まで2週間あったにもかかわらず「今日が最後の日だ」とEvanにメールで告げました。またEvanの転職先を「瀕死の会社(dying company)」と侮辱しています。
EvanはJasonの対応に驚き「社員がMahaloよりも良い仕事を見つけたことが、そんなにいけないことですか?」と怒っている理由を聞いています。しかし、Jasonはそのメールに返信する代わりにEvanのメールアカウントを削除しました。Evanは運良くこれらのメールをほかのアドレスへ転送していたために、これらのやりとりを残すことができました。
そしてこれらのやりとりは、メールの本文を全文掲載という形でTechCrunchで公開されることになりました。記事ではこの事件の教訓として「社員をクビにするときは口頭でそれを告げて、インターネットの上に記録を残さないこと。あるいは全員で送別飲み会をやって、あたたかい印象を残すこと」と述べています。
URL:http://jp.techcrunch.com/archives/20100424how-not-to-handle-a-resignation-gracefully/