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Google、Sawzallの処理系「Szl」公開

2010年11月4日、Googleはデータ処理向け言語「Sawzall」の処理系「Szl」をGoogle Codeにて公開しました。

SawzallはGFS(Google File System)上で動作し、大規模な処理をGoogle MapReduceで手軽に記述できるように設計されたDSL(Domain Specific Language)です。Sawzallは、UNIXの開発に関わり最近ではプログラミング言語「Go」の設計者でも知られるRob Pike氏によって設計された言語です。ちなみにオープンソースのMapReduceであるHadoopには、同様のアプローチを行うものにPigやHiveなどがあります。

SzlはC++で書かれており、公開されているコードにはコンパイラやプロトコルバッファ用コンパイラプラグイン、ライブラリ、サンプルなどがあります。またドキュメントもある程度用意されており、言語仕様やコーディングガイドラインのほか、パフォーマンスTipsなどもあります。

SawzallはGFSやGoogle MapReduceなどの特化された環境で利用されることを想定しているため、単体では大規模な処理をさばけるわけではありませんが、オープンソースにて公開されたことにより今後コミュニティによってHadoopなどの環境で利用できるようになるかもしれません。

URLhttp://code.google.com/p/szl/

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