エンジニア向けWebマガジン「エンジニアtype」の記事です。この業界はATNDなどのイベント支援ツールの後押しもあり、勉強会の開催が盛んです。しかし多くの勉強会は女性参加者が少なく「どうすれば女性が参加してくれるのか」とあれこれ思案している運営者もいることでしょう。この記事は「女子会運営サミット」で挙がった女性技術者の意見をもとに参加に抵抗を感じる要因について次の7項目にまとめています。
- 参加枠がすぐに埋まってしまう
- 「女子がいる...」的な雰囲気になるのがイヤ
- 休憩時間が短い
- スイーツタイムがない
- 内輪の盛り上がりが正直しんどい
- 技術レベルの敷居がやたらと高そう
- 質問に対する説明がわかりにくい
残念ながらこの記事内容をそのまま受け取り「なんてワガママなんだ」「勉強する気がないなら来なくていい」などといった反発的な印象を持った人が多いようです。これらの項目をそのまま受け止める前に、背景として複数による女性向けコミュニティの運営者を集めたイベントがあったことを知る必要があります。そもそも勉強自体を目的としていないコミュニティからの意見も取り入れており、この記事では取り上げられていませんが「子連れで参加した場合の子どもへの対応」といったテーマもあったようです。
この記事により勉強会に対して厳格なイメージを持つ男性エンジニアが多く、そういった概念にとらわれていない人からは実に多彩な意見が挙がることがわかり、より広い視点で勉強会をとらえる良いきっかけとなったのではないか、と思います。
URL:http://engineer.typemag.jp/entra/2011/07/-it6.php