@IT自分戦略研究所によるブログ「Rails Hub情報局」からの記事です。企業がプログラマを雇う際にどのようにしてスキル判定を行うか、について最新の動向をまとめています。
はじめに、2011年6月に採用担当者とプログラマとをマッチングさせるサービス「CodeEval」が一般公開されたことを挙げ、果たしてアルゴリズムのコーディングで判断してよいのかについて疑問を呈しています。そして海外のRubyエンジニアによるブログ記事を紹介し、そこではクイックソートやFizzBuzzなどまったく実践的でなく、Twitter APIを扱った簡単なデータ加工プログラムを書かせたり既存フレームワークに簡易的なHackをさせたりするほうがよい、と主張しています。そして「How(どのように)」よりも「Why(なぜ)」のほうが重要で、たとえばDBテーブルの命名スタイルについて質問したあとに「なぜ(その命名規約にするのか)?」と聞くことを勧めています。
Dropbox ChallengesやFacebook Puzzlesのように企業ごとに問題を設けていたり、TopCoderでいろいろな企業が優秀成績者にアプローチするなど、海外の企業はプログラマのスキルをさまざまな方法でチェックしています。またプログラマの立場からのアプローチとして「これからのレジュメ(職務経歴書)はGitHubだ」と、コードリポジトリサービスを利用し自身のコードスキルをあらかじめ見てもらうのがよいという意見もあります。
日本の企業ではまだまだ実際のプログラミング力を測るしくみが定着していませんが、それも時間の問題と思われます。常日頃から技術力を磨いておくよう心がけておく必要があります。
URL:hhttp://el.jibun.atmarkit.co.jp/rails/2011/06/fizzbuzz-d99f.html