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Haskellで書かれたWebフレームワーク「Yesod」チュートリアル

YesodというHaskellで書かれたWebフレームワークで簡単なアプリケーションを作成するチュートリアル記事です。

最近は関数型プログラミングの評価が高まりHaskellの書籍や情報が増えてきましたが、Haskell自体や関数型プログラミング特有の概念がネックになり、アプリケーションを作り上げることを楽しむリソースがあまり多くありません。記事執筆者はこの問題点を指摘し、本当の初心者向けに書かれたドキュメントが足りないことからこの記事を作成するに至ったようです[1]⁠。

Haskellの主要Webフレームワークには、Yesod、HappstackSnapの3つがありますが、その中で比較的初心者が取り組みやすくコミュニティが活発なことからYesodを取り上げています。このチュートリアルを読むにあたって、他言語のWebフレームワークを経験しているのであれば特にHaskell自体の知識は必要ありません。インストールから始まり手順通りにコピー&ペーストしていけば簡易ブログアプリが作れます図1⁠。Haskellの型付けの利点を示すべく、XSSCross-Site Scriptingクロスサイトスクリプティング)に強い点をアピールしているのが特徴的です。

チュートリアルにおいて一点注意するならば、⁠$HOME/.cabal/bin」をパス(の最初)に追記しておくことを忘れないようにしてください。

なお記事の冒頭にはベンチマークのグラフを載せており、HaskellのWebフレームワークがRailsやPHPはもとよりNode.jsよりパフォーマンスに優れていることを示しています。

図1 チュートリアルで作成するブログアプリ
図1 チュートリアルで作成するブログアプリ

URLhttp://yannesposito.com/Scratch/en/blog/Yesod-tutorial-for-newbies/

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