インターネット外で行われる取引をインターネット上に持ってくる、という施策をOnline-to-offlineと言います。わかりやすい例としてはfoursquareのクーポン発行などでしょうか。アメリカではもっと日常的に使うサービス分野に進出しています。たとえば車を洗ってくれる人と時間を予約する。自分のいる場所に応じてリムジンを呼ぶ。家事手伝いやベビーシッターをしてくる人と時間を予約する。専門医を予約する……これらすべてWeb上からすべてできるのです。
Version One Venturesに投稿された記事では、著者の数年におよぶこの分野を研究を踏まえ、長期的な成功を導く5つのカギを挙げています。
- ユーザが発注できるだけでなく、サービスへの支払いも提供する
- ニッチなニーズを垂直統合
- AirBnBに代表されるP2P マーケットプレイスはまったく新しいニッチを提供する
- サービス提供者を絞り込むことで、より良いユーザ体験を生み出す
- ユーザがサービス要件を定義する
日本などに比べると、アメリカでは特に顧客サービスの質が低いことが多いので、こういった新しいサービスは日常のちょっとしたことを解決してくれるので非常にありがたい存在です。
URL:http://versiononeventures.com/who-will-win-the-growing-online-to-oine-sector/
- 著者プロフィール
安藤祐介(あんどうゆうすけ)
下北沢OSSカフェの常連。PHP版Redmineを開発しつつ各地で講演活動中。
Twitter:yando
小倉純也(おぐらじゅんや)
QNYP、LLC.のプログラマ。そろそろ自社サービスをサービスインしないと……。
Twitter:junya
溝畑考史(みぞはたたかし)
この号が出るころには新天地で活躍、しているはずです。
Twitter:beatak