Teedaとは
Teedaとは、プレゼンテーション層の開発をよりシンプルにする為に作られたJavaのWebアプリケーションフレームワークです。そのためのコンセプトとして「JSF meets DI × AOP」を掲げています。
これまでのTeeda
Seasarファウンデーションから日本初のJSF(JavaServer Faces)実装として2006年11月11日にTeeda1.0がリリースされてから、約1年経過しました。これまでのTeedaを振り返ってみると、Seasar-userメーリングリストではTeedaに関してこれまで2,500近い投稿があり、2006年11月のリリースからこれまでの間に20,000近いダウンロードがありました(exampleやdemoアプリケーションも含む)。
Seasar-userメーリングリストにおいては、ほぼ毎日と言えるほどTeedaに関する話題が投稿されていますし、2007年には春と秋にSeasarカンファレンスが開催され、春には2つ秋には1つTeedaに関するセッションがありました。(※1)
メーリングリストや利用者のブログ等での投稿を見るとTeedaは、Seasarファウンデーションにおいて注目度の高いプロダクトであるとともにユーザとともに歩んできたプロダクトであると言えるのではないでしょうか。
Teedaの課題
現在の最新バージョンは、1.0.11-SP3であり[2]1.0の正式リリースから11回リリースされほぼ毎月リリースしている数字になります。リリースの数が多いのは、ユーザの声に迅速に対応した結果であると捉える事も出来ます。
しかし異なる側面からみると、メーリングリストや利用者のブログで品質に関する意見が挙がったように多くの要望を取り入れすぎ、品質を十分に保てなかったのも事実ではないかと思います。これまでの間にTeedaのJIRAに挙げられた要望やバグ報告は、大部分は解決済みとはいえ約420にもなります。ドキュメントに関しても同様の声を多く頂きました。品質の面とドキュメントの充実に関しては真摯に受け止めTeedaの課題として取り組んでいきたいと思います。
2008年のTeeda
2008年のTeedaについてですが、1.0の正式リリース後の1年で不具合は解消され、品質をある程度高める事が出来たので、実案件での採用も増えていくのではないかと予想します。より安心して利用して頂く為に、ドキュメントの充実は欠かせないと思います。
またTeedaをより安定させるためにTeeda自身のテストの強化もプライオリティが高い要素の一つです。そこに要望の高い新機能の追加と、実用的なサンプルアプリを充実させる事が今後の必須課題だと思います。
- 2008年の予想
- ドキュメント強化
- Test強化
- 新機能(ファイルアップロード等)
- バグフィックス
- サプライズ?
JSF1.2対応に関しては、まだ方向性が固まっていませんが2008年はもしかするとサプライズがあるかもしれませんのでTeedaにご期待下さい。