良いメソッド名
良いメソッド名は、名前から機能が想像できます。メソッドは処理を行うので、メソッド名は「動詞」+「目的語」になっていることが多いです。よく使用されるメソッド名には表2のようなものがあります。
●表2 Javaでよく使用されるメソッド名
メソッドの役割 | メソッド名 |
値の取得に関するメソッド | getXXX |
値のセットに関するメソッド | setXXX |
生成に関するメソッド | create、build、make、genarate |
初期化に関するメソッド | initialize、setupXXX |
破棄に関するメソッド | destroy、dispose |
状態の確認に関するメソッド | contains、exists |
インスタンスメソッドは、「dateFormat.parse」のようにオブジェクト名と組み合わせて呼び出されるので、組み合わされたときに重複なく意味が通る名前にします。クラスメソッドとクラス名も同様です。
よく使用されるメソッドは簡潔で短い名前が良いという意見があります[4]。たとえば、Javaのjava.utilVectorクラスで要素を取得するメソッド名は「elementAt」でしたが、java.util.Listクラスではより簡潔な「get」に変更されています[5]。