はじめに
第2回目は、オフィスにセグウェイがあることでも有名な「株式会社モバイルファクトリー」さんにお邪魔しました。Shibuya.pmやYAPC::Asiaなどでも活躍されているシステム開発部のエンジニア(Perlハッカー)の方々にお話を伺いました。
自己紹介
――まずは自己紹介をしていただけますか?
木村:木村です。最近は技術周りは全然やってなくて、マネジメントをやっています。
伏原:伏原です。一昔前にwemaというソフトを作っていました。そのころはRubyばかり書いていたんですが、最近はPerlばかり書いてます。
小林:小林です。はてなIDはid:nekokakです。
松野:松野です。はてなIDはid:tokuhiromです。イナモデというBBSをやってたりしたんですが、最近はAcme::KensiroというCPANモジュールをアップしています。
モバイルだけじゃない
――やはり携帯サイトの制作がメインなんですか?
木村:社名が「モバイルファクトリー」ですので、そういう風に言われることが多いんですけど、ポッドキャスティングやブログの広告といったPC向けのサイトもやっています。最近だと、Second Life内の広告サービスSecond Buzz!!もありますね。
――Second Life自体、流行り始めたのはつい最近ですよね。実装までの期間がすごく短いと思うんですけど。
松野:始めようという話が出たのが……、去年の12月くらい?
――それで、2、3ヵ月くらいで作っちゃうわけですか。
木村:でも、綿密に計画していたわけではないんですよ。開発部のメンバーで話し合って「試しに作ってみました」って社長に見せたら、「これいいじゃん! これで行こう!」みたいになったんです。
松野:最初は何ができるのかもわからない状態ですから、手探りで始めた感じですね。
開発は交代制
――1日の仕事の流れを教えていただけますか?
伏原:始業時間が10時なんですが、始業後すぐ誰かがお題を出してそれに答えるというのを全社的にやっています。
――ちなみに今日のお題は何ですか?
木村:「もしお店をやるのなら、どんなお店をやりたいですか?」でした。
――どういう効果があるんですか?
松野:誰かに質問するときに「あの人はこういう人だ」みたいなのを知っているってのは、結構重要なんです。
――開発はチームでやるんですか?
木村:基本的に1サービスを1人で開発しています。ただ、2、3ヵ月に1回担当を交代するんですよ。
――え、交代するんですか? それはめずらしいですね。
木村:その人だけに集中するのはリスクですので、誰でもどれでもできることを目標にしています。
松野:サイト間の連携をしたいこともあるので、よいことだと思っています。
(つづく)