表紙の人

第3回高田広章さん

写真:平野正樹
高田広章さん(写真:平野正樹)
プロフィール
所属名古屋大学
大学院情報科学研究科
趣味プログラミング
主な出没地(やっぱり)名古屋大学 東山キャンパス
好きな言葉(最近気に入った言葉として)戦略は細部に宿る
組込みプレス読者に一言!何かやりがいを見つけて仕事に取り組んで欲しいと思います

組込みシステム技術の研究開発や振興に幅広く取り組んでいますが、最も力を入れているのは、2006年の4月に名古屋大学に設置した組込みシステム研究センター(NCES)を組込みシステム技術の研究・教育拠点とすることと、組込みシステム向けの各種のオープンソースソフトウェアを開発するTOPPERSプロジェクトを発展させることです。

表紙の電動カートは、TOPPERS FlexRayミドルウェアパッケージのデモのために、㈱ヴィッツで開発されたもので、ステアリング、ブレーキ、スロットルをすべてby-wire制御(機械的な結合がなく、ネットワークだけでつながっている)している実験車です。

活動年表
1963年京都市に生まれる
1975年中高一貫校に在籍していた中学1年生のとき、高校3年生の先輩がマイコンを自作していたのに出会う
1976~
1979年
中学2年生のころから約3年間かけて、8085を使ったマイコンを自作する
1982年大学に入学し、コンピュータ関係のサークルに入る
1984~
1987年
ソフトウェア開発のアルバイトで忙しい生活を送る
1988年大学院博士課程に進学し、TRONプロジェクトの坂村先生の研究室に入る
1992年このころから、ITRONの標準化活動に関わり始める
1997~
1999年
μITRON 4.0仕様の標準化活動の幹事をつとめ、仕様書を執筆する
2000年μITRON 4.0仕様準拠のTOPPERS/JSPカーネルを学生2名と共同で開発し、オープンソースソフトウェアとして公開する
2003年名古屋大学の教授になる
2003年TOPPERSプロジェクトをNPO法人化し、会長に就任する
2006年名古屋大学に組込みシステム研究センターを設立し、センター長となる

表紙モデルをやってみて

撮影となると表情が硬くなりがちなのですが、カメラマンの方に盛り上げていただいて、撮影を楽しむことができました。協力くださった⁠株⁠ヴィッツのみなさん、ありがとうございました。

Making photo

車体は後ろから見るとこんな感じ。
車体は後ろから見るとこんな感じ。
今回の撮影場所は㈱ヴィッツの開発部の一室。みなさんお仕事している隣で撮影させていただきました。
今回の撮影場所は㈱ヴィッツの開発部の一室。みなさんお仕事している隣で撮影させていただきました。
撮影合間の一休憩。高田先生はMacご愛用のようです。
撮影合間の一休憩。高田先生はMacご愛用のようです。
「表情が硬くなりがち」とありますが、まったく問題ありません!
「表情が硬くなりがち」とありますが、まったく問題ありません!
誌面には掲載していない、ボーナストラック写真です!立ちポーズです。
誌面には掲載していない、ボーナストラック写真です!立ちポーズです。

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