はじめに
マネジメントをするということは、
#43:いつもうまくいきません
プロジェクトの失敗はリーダーのせいである。プロ野球の負け試合の責任は監督3割、
- プロジェクト期間の鉄則
- プロジェクトの組み立てによっては、
成功の確率は宝くじの当選確率に等しい。計画からボトルネックを探し出して消しておくこと。
G.
#44:私たちの責任~責任の背負い方
自分の失敗責任は最小化し、
- サービスについて
私たちはいいサービスを受けてもいないし、
提供してもいない。品質が落ちているのもサービスが悪いのもあたりまえと、 たいしてがっかりすることもなくなっている。サービスは落ちるところまで落ちているのだ。上に立つ者は何もしないし、 商品は用をなさない。最初からきちんとやっていればこんなことはしなくてすむのだ。私達は 「サービス経済」 の中で暮らしているのに、 サービスはなされていない。でも誰も気にもしない。
「私の担当じゃありません」 というわけだが、 実際、 誰の担当でもなくなっている。
ピーター・
#45:精神主義ではどうにもならない
期限のない約束は白紙手形。期限が明らかでない仕事を請けるということは、
- やればなんとかなる?
- やってみなければわからない、
やればなんとかなる、 という楽天主義に支えられていた日本軍に対して、 ソ連軍は合理主義と物量で圧倒し、 ソ連軍戦車に対して火炎瓶と円匙 (えんし;シャベル) で挑んだ日本軍は戦闘組織の欠陥を余すところなく暴露したのである。作戦目的があいまいであり、 中央と現地のコミュニケーションが有効に機能しなかった。情報に関しても、 その受容や解釈に独善性が見られ、 戦闘では過度に精神主義が誇張された。
野中郁次郎等共著、
#46:カラスの勝手な人たち
手順抜きは手抜きと言うこと。たまの息抜きは生産性を向上させるが、
- ヒトが世界を解釈する三原則
- ヒトは、
同じ環境にいても、 それにおのおのの意味を見出し、 それぞれが別の環境世界に住んでいる - ヒトは、
与えられた環境で、 最も苦痛の少ない状態で生きようとする - ヒトには、
自分を中心とした世界があるという思い込みがあり、 それに気づかない
大井玄、
#47:人は必ずミスをする~リスクは人にあり
リスクは人にあり、
事故原因の80%はヒューマンエラーが原因と言われている。
ジェームズ・
すべての失敗はヒューマンエラー
(人的要因が主因となる失敗) である。
畑村洋太郎
#48:どこまでも譲れるものではない
「スレッシュホールド
仕事の業務品質を保つための正常領域における複数の条件を一つずつ外していくと業務品質は段々と低下して異常領域に近づく。そしてある最後の条件を外した時に異常領域に陥ることになる。この最後の条件だけは外すわけにはいかない。業務品質も製品品質もどこまでも譲れるものではない。
- 根拠のない楽観性
- 新しいものがうまくいくことなどないのだが、
今度は違うのではないかという期待はいつもある。
G.
#49:それでもやめられない悪習慣
イマジネーションは芸術の世界。ソフトウェア開発はロジックの世界であり、自分の勝手な想像で作り上げるものではない。確定仕様に基づかない想定開発は今すぐやめよう。
- 悪しき習慣を断ち切ること
- 事故はあってはならないことですが、
万が一起こってしまったら、 それは自分たちの悪しき習慣を断ち切る機会として活かしていくことも大切だと思います。
吉川廣和、
おわりに
プロジェクトの管理問題は大きく分けて次の二点に集約されます。
- プロジェクト管理の全体像を理解していないこと
- プロジェクト管理の実行の方法を理解していないこと
要するに何を
プロジェクト・