はじめに
やる気やモチベーションは、
今回は、
#71:インセンティブ(褒美)で人は動くか
よくモチベーションだとかマインドだとか言われる。他人に言われたり、
- 水を飲みたくない馬
馬を水飲み場まで連れて行くことはできるが、
飲みたくない馬に水を飲ませることはできない。
イギリスの諺
#72:木を見て森を見ず
目の前の仕事に追われてプロジェクト全体のあるべき方向性を見失ってしまうことがある。毎週のようにくり返されるスケジュール遅延の報告と再スケジュールでパニック状態に陥ったリーダー、
問題の真因は
- 目指すべき方向をそろえる
どうすれば、
ベクトルを日本代表チームに集めていけるかを考えました。代表チームとクラブチームの考え方を合わせることから始め、 クラブチームの監督を集めた会議を開き、 五輪出場までのマイルストーンを説明しました。そしてこの会議で決めたことは共通の認識として進め、 結果が出たら皆で祝いましょうと宣言したのです。幸いにも、 すぐに2005年のアジア選手権で優勝を飾るという結果を出せました。それからはどんどん進められましたね。
植田辰哉、
#73:個人戦が好きなあなたへ~個人戦と組織戦
ある担当者が、
この事例のような状況は、
- 学習を怠った組織
日本軍のなかでは自由闊達な議論が許容されることがなかったため、
情報が個人や少数の人的ネットワーク内部にとどまり、 組織全体で知識や経験が伝達され、 共有されることが少なかった。組織学習にとって不可欠な情報の共有システムも欠如していた。ガダルカナルの失敗は日本軍の戦略・ 戦術を改めるべき最初の機会であったが、 それを怠ってしまった。また、 成功の蓄積も不徹底であった。大東亜戦争中一貫して日本軍は学習を怠った組織であった。
野中郁次郎 ほか著、
#74:信頼関係の修復
他人や顧客との関係において、
誤解を解こうとして、
- 心田の開発
人の心も田畑と同じで、
何もせず放置しておけば雑草がはびこるだけの荒地となるだろう。人の心が荒廃すれば、 同時に実際の田畑も職場も荒廃するだろう。世の中の豊かさが人々の心の豊かさをもたらすのではなく、 人々の心の豊かさが世の中の豊かさをもたらすのである。まず人々の心の田の荒廃を開拓することから始めなければならないだろう。天から授かった善い種、 すなわち仁義礼智というものを培養して、 この善種を収穫して、 又まき返しまき返して、 国家に善種を蒔き広めることだ。 一人の心の荒蕪が開けたならば、
土地の荒蕪は何万町歩あろうと心配することはないのだ。
二宮尊徳、
#72:「なぜ?」の問いかけの先に本質が見えてくる
「なぜ?」
人間は、
- 「ノー!」
をやっつけろ これほど気をくじかれる言葉はない。お客としてもサービスする側としてもしょっちゅう
「ノー!」 を耳にするが、 大事なのは、 その時どういう行動に出るかである。手軽で安易で、 非生産的であり、 敗残者が好んで使う 「ノー!」。これは 「私の担当じゃありません」 を短くずばりと言ったものだ。 「イエス!」 を探し求めよう。
ビーター・
#76:もの柔らかな返答は怒りをそらす
社会活動や組織活動において
- 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
もの柔らかな返答は怒りをそらす。敵を愛することはできなくても敵を許し、
忘れてしまうこと。
D.カーネギー
#77:失敗に学ぶ効用
失敗の結果に対する人の反応に3種類がある。1つめは何も悔やまず平気な人。2つめは悔やむだけの人。3つめは悔やんだ後で、
野球はミスをするスポーツです。ミスをなくそうとムダな努力をするよりも、
ミスから学ぶことのできる選手のほうが、 成長が早い。それなのに、 ミスをした選手を怒鳴りつけたり、 罰練習をさせたりするのは野球というスポーツがわかっていない証拠です。ミスをすると、 どうして失敗したのか考えるチャンスになります。次にミスを減らすための練習に熱が入ります。
桑田真澄、
おわりに
モチベーションを左右する主な要素は次の2つのとおりです。
- 期待する獲得利益に合致しているか
- 自分の安心・
安全の保障が充足されるか
モチベーション低下に歯止めをかける思考・
- 単純作業にも意味を見出すこと
- 苦手・
困難な仕事を克服すること - 強制に対抗する手段をもつこと
- 約束違反はどこまでも許されるものではないと言うこと
- 目標が見えるようにすること
- 低評価に対して感情的な反応を抑えること
- 価値が見出せないと言う前に相手の立場で考えること
- 緊急な支援要請に対する実行条件を提示すること
とくにモチベーションを著しく低下させる原因としては、
「一緒に考えよう」