Google App Engine for PythonはPython2.5を前提としています。WindowsやMac OS X用には2.5.4のインストーラがPythonの公式サイトにありますので、ダウンロードしてインストールしてください。Mac OS X にはLeopard(10.5)以降ならば標準でPython2.5が入っていますが、ここでは公式サイトの2.5.4を前提に話します。標準のPythonを使う場合は適宜環境に合わせて読み替えてください。
Pythonをインストールしたら、コマンドラインからも使えるように環境変数を設定しましょう。WindowsではC:\Python25、Mac OS Xでは/usr/local/binを環境変数PATHに追加してください。
Google App Engineを使うためには、SDKをインストールする必要があります。SDKダウンロードのページから、各プラットフォーム用のGoogle App Engine SDK for Pythonをダウンロードしてインストールします。
Windowsではインストーラを起動してそのまま進めればインストール完了です。メニューにGoogle App Engine Laucherが追加されていますので起動します。Mac OS Xではダウンロードしたdmgファイルを開いて、その中にあるGoogleAppEngineLauncherをアプリケーションにコピーします。GoogleAppEngineLauncherを起動すると/usr/local/binにファイルを作って良いか聞かれますのでOKを押します。
Mac OS Xでは、起動後にPython Pathを設定する必要があります。メニューの“GoogleAppEngineLauncher”→“Preferences”を起動して、“Python Path:”に“/usr/local/bin/python”を入力して、Enterキーを押してください。これで先ほどインストールしたPythonをGoogleAppEngineLauncherから使うようになります。Windowsの場合はデフォルトの設定でC:\Python25を使うようになっていますので、この設定は不要です。