みなさん、こんにちは。これから「Herokuを使ってFacebookアプリを作ろう」というテーマで連載を書かせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いします。私は、SonicGardenという組織の中でプログラマーとして、Ruby on Railsを利用してWebサービスを開発しています。
SonicGardenでは、SKIPやyouRoomというコミュニケーションサービスをSaaSとしてサービス提供しています。もちろん、この2つのサービスはRuby on Railsで作られています。
現在、SonicGardenではRuby on RailsのホスティングサービスであるHerokuを非常に注目しています。海外でも非常に注目され始めています。また、SonicGardenではコミュニケーション系のウェブサービスを提供していることもありソーシャルなアプリケーションを大人数・全世界のプラットホーム上で展開できる Facebookアプリ にも注目しています。ということで今回の「Herokuを使ってFacebookアプリを作ろう」というテーマで連載をすることになりました。
Herokuは、Ruby on Rails/RubyのWebサービスのホスティングサービスです。フリーミアム(無料版)のビジネスモデルを採用しており無料で利用することが可能です。有料になるのは、アプリケーションの負荷が高くなって安定動作に複数のプロセスを必要とする場合や、データ容量が大きくなり大容量のデータベースを利用する場合です。現在、100,000以上のアプリケーションがホスティングされていて、かなり安定しているサービスといっても良いと思います。
国内では共同購入型クーポンサービス「ミナワリ」がHerokuを利用されているサービスとして、ニュースにも取り上げられています。まだまだ国内の事例は少ないですが、Ruby on Railsの注目度も高く、運用コストを下げてアプリケーション開発に集中できるHerokuを利用した正式サービスは今後増えてくるのではないでしょうか?
Facebookアプリの特長は、まさにHerokuの利点と合致しています。手軽にスケールできるので一気に高負荷になったとしても簡単に対応でき、Ruby on Railsを利用することでアジャイルに継続的にユーザのフィードバックからサービスの改善ができます。さらに、ソーシャルアプリは可能性があるが、何が流行るか分からないという状況ですのでHerokuであれば基本無料で提供できるのでヒットするまでは運用コストが安くなります。