フランスへの旅立ちを明日に控える7月1日、新宿にあるマイクロソフト社で壮行記者会見が行われました。
残念ながらamachangは参加できなかったため、本テキストはWEB+DB PRESS編集部がお送りします。
Imagine Cupをきっかけに羽ばたく若者たち
始めに、Imagine Cupについて、その意義や功績についての説明がされました。
また、ソフトウェアデザイン部門における、各年の参加学生のその後についても紹介されました。会社を設立した、賞をもらった、政府からの資金援助を獲得したなど、大会が終わっても大活躍しているのがわかります。もちろん、日本代表も、ITベンチャーを立ち上げて代表取締役になっている方がいます。
「Imagine Cupは、学生とIT業界の未来をつなぐかけ橋です」とマイクロソフトの伊藤氏は言います。こういった実績を目の当たりにすると、この大会が、学生がIT業界に自信を持って飛び込める大きなきっかけになっていると確かに感じました。
日本代表の登場
今年のImagine Cupでは世界中からおよそ20万人の登録があり、世界大会には61ヵ国370人が参加するとのこと。
その中で日本の学生が代表として参加するのは、ソフトウェアデザイン部門のNISLabチームと、アルゴリズム部門の高橋直大さんです。
24時間ぶっ続けで腕試し アルゴリズム部門出場 高橋直大さん
6回目となるImagine Cup世界大会ですが、アルゴリズム部門にファイナリストとして日本代表が参加するのは今回が初めてです。代表の高橋直大さん(慶應義塾大学)が、アルゴリズム部門はどのように競われるのか、説明してくれました。
アルゴリズム部門は、オンライン予選の段階で世界の学生が競い合い、そこで勝ち抜いた6名がファイナリストとしてフランスに集います。つまり、高橋さんはすでに「世界ベスト6」の実力者なのです。
Imagine Cup 2008 アルゴリズム部門予選について
ファイナルは、24時間以内にいくつかの問題を解き、その合計得点で順位を決定する方式で、ご飯を食べている間も脳みそをフル回転させて解法を考え続けるという過酷な挑戦です。「出るからには一番上を目指していきたい」と高橋さん。この純粋な頭脳の戦いで、存分に実力を発揮できるよう応援しています。
日本大会からブラッシュアップ!プレゼンの完成度を大幅に高めたNISLabチーム
続いて、電化製品を遠隔操作し電力消費を削減するソフトウェア「ECOGRID」をひっさげて、同志社大学のNISLabチームが登場しました。この壮行会で見ることのできた彼らのプレゼンは、日本大会のときのものとはまったく別物でした。デモを見たプレス関係者から「日本大会のときのプレゼンより10倍良くなってる!」という驚きの声が挙がるほどでした。
今回は写真をちょっとお見せするだけにして、彼らが世界大会に臨んだとき、amachangに詳しくレポートしてもらおうと思います。どうぞお楽しみに!
それでは、彼らの雄姿をしっかりレポートすべく、フランスに行ってまいります!