今回からスタートした、LLTVとgihyo.jpのコラボ企画「LLTV×gihyo.jp presents! 今年はLLとテレビが融合するぞ!」。実行委員によるリレー形式でお届けします。
LLイベントの季節がやってきた!
今年もLightweight Languageイベント(LLイベント)の季節がやってきました。昨年に続いて今年も実行委員によるリレー連載をお届けします。お付き合いいただければ幸いです。
LLのイベントって?
はじめに、このイベントを初めて知る方々向けに簡単な紹介をします。LLイベントは、Perl、Ruby、PHPなど、いわゆるスクリプト系言語のプログラマーを主な対象とする技術カンファレンスです。2003年からスタートし、今回で7回目になります。毎年8月の暑い盛りに開催しているので、すっかり真夏の恒例行事になった感があります。
イベント名称は開催のたびに命名しています。ソフトウェアでいうところのコードネームのような感じです。名称の履歴は割愛しますが、たとえば、初回の2003年はLL Saturday、2007年はLL魂、昨年はLL Futureでした。
そして今年のLLイベントは「Lightweight Language Televison(LLTV)」と銘打って開催します。概要は以下の通りです。
名称 | Lightweight Language Television(通称:LLTV) |
開催日 | 2009年8月29日(土) 10:30~20:40(予定) |
場所 | なかのZERO 大ホール |
参加費 | 2,000円(Tシャツなし)/3,000円(Tシャツ付き)
※現時点で買えるのはTシャツなしのみ |
チケット | イープラスにて発売中 |
定員 | 1,000名(予定) |
URL | http://ll.jus.or.jp/2009/ |
なぜ“Television”という言葉を使ったのか?
では、なぜ今年の名称にTelevisionという単語が入ったのかを説明します。
過去6回開催したLLイベントの中には、歌舞伎町のトークライブハウスやプロレスのリングを借りてイベントを行うという楽しさ重視の年もあれば、技術や業界のことを真剣に考えて内容を作り込む年もありました。
ここ2年ほどは真面目路線でやってきたので、今年は趣向を変えて楽しさを前面に出す方向で企画することになりました。そうしたときに、各セッションの技術テーマとは別に、イベント全体を何らかのキーワードに沿ってそろえることで統一感を出せないかと考えたのです。そこでいくつかの案の中から「テレビ」というのが一番発想が広がって楽しくできそうだということで採用されたという次第です。
もちろん、テレビはLLどころかプログラミングとも直接の関連はないので、各セッションの技術テーマは旬のものを中心にいくつかを選び、それらをテレビ番組と掛け合わせて(形式も取り入れたものから題名だけ拝借したものまで程度はさまざまですが)構成するという手法をとりました。いわばLLとテレビのマッシュアップといっても良いでしょう。こうして作られたLLTVの「番組」一覧をお届けします。
- 朝から生テレビ
- LLフィーリングカップル
- 渡る世間は雲ばかり
- プロトタイピング ~「もの作り」の流儀~
- 大改善!!劇的ビフォーアフター
- LLレッドカーペット
朝から生テレビ
そして、今回はこの中から「朝から生テレビ」について紹介します。
テレビが持つ役割の中に、最新情報を流したり、それらを解説や討論で掘り下げて伝えるといったものがあると思います。LLイベントでも各言語の最新情報を発表してもらうセッションをよく行ってきましたが、今回はそれをニュース&討論番組風にアレンジしてみました。ニュースの題材については後述しますが、それに対してコメントするパネリストを3人お招きしました。
まずは小飼弾さん。Jcode.pmなどの開発で知られるPerlハッカーです。この番組の元ネタである「朝まで生テレビ」にも出演経験があります。
次に吉岡弘隆さん。カーネル読書会を長年運営し、近年の勉強会隆盛の流れを作った方です。
そして川合史朗さん。Schemeの処理系Gaucheを開発している方です。ハワイ在住で、以前のLLイベントでは衛星生中継……ではなくインターネット中継で出演しましたが、今回は来日しての生出演です。
また、司会は日本Rubyの会会長であり、高橋メソッドでも知られる高橋征義さんが務めます。この他に、取り上げる話題によってはゲストが登場するかもしれません。
それからニュースの題材ですが、参加者の皆さんが関心を持つ話題を取り上げるためにアンケートを取ることにしました。「朝から生テレビ」アンケートページにて実施中です。設問は2問だけというシンプルなアンケートですので、皆さんにもご回答いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
次回以降は他の番組について、各番組のプロデューサーから紹介がある予定です。そちらの方もぜひ楽しみにしていてください。
今年も皆さんと一緒に楽しいイベントができるよう、スタッフ一同、力を合わせて準備に励んでいます。会場で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。