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第1回なぜMacなのか(前編) ~発注&到着

はじめまして

はじめまして。⁠たつを」と申します。簡単に自己紹介します。IT 系企業に勤めている技術者で、コンピュータで人間の言語を扱う「自然言語処理」という分野を専門にしています。コンピュータ技術者向けのBlogをWeb日記の時代から継続しており、今年で12年目になります。よろしくお願いします。

開発&仕事のマシン環境

大学時代、大学院時代は一貫してUNIX(デスクトップマシンも)で研究をしていました。就職してからは、デスクトップマシンはWindows PC、サーバはUNIX系OS、という環境でもう7年くらいになります。端末エミュレータでUNIXサーバにSSHでアクセスして開発、というスタイルです。こういう構成って、開発のお仕事されてる方に多いのではないでしょうか。開発はUNIX上で行うのがほとんどなのであまりWindowsの必要性はないのですが、やはり会社だとイントラネット上のシステム(福利厚生など)にWindowsが必須なものが多く、作業端末はWindows以外は考えられません。

ここ数年の自宅のマシン環境は…

一方、自宅のマシン環境はどうでしょう。昔は、Windowsの入ったPCを買ってきて、Linuxをインストールしてネットサーフィンから開発までそれメインでやっていました。しかし正直言うと疲れました。なんといいますか「メジャー」路線から遠く離れているので、インストール、アップデート、トラブル対応など調べることが多過ぎです。本来やりたいこととは直接関係ないことに時間が取られ過ぎます。ということで、⁠軟弱もの!」と批難されつつも自宅マシンはここ数年Windows PCになってしまいました。

Macに心惹かれました

そこで突然ですが、Macです。いつの間にか(といってもだいぶ前ですね…)OSがUNIXベースになっています。で、洗練されたGUIもついています。バッドノウハウもLinux+X Windowと比べると格段に少ない(らしい)です。UNIX系OSがプリインストールされた「メジャー」なPCが今現在のMacなのです。これは心惹かれます。

昨年話題になったBlog記事「あなたがMacを使うべき10の理由」注1では、Macの利点が10個挙げられています。筆者に深く関連するのはこの2点。

  • MacはUnixである
  • Macは最高のプログラム環境である

ハックしなくても安定して動くUNIXマシンであり、ローカルで安心して開発もできるわけです。良い時代になったものですね。というわけで、自宅のメインマシンをMacにしてみようと思ったのです。

さて、じゃあどのMacを買うか、という話になるわけですが、占有面積を考えてiMacは(すごい魅力的なんだけど)あきらめ。やはりMacBookです。MacBookにもいろいろありますが、コンパクトさ、および、価格を考慮して黒いMacBookにしました。筆者から見て一番バランスの良い機種でした。スペックは表1のとおり。

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表1 スペック
項目概要
CPU2.0GHz Intel Core2 Duo
メモリ1Gバイト
HDD120Gバイト
ディスプイレイ13.3TFT

初めてのMac OS X

二日後に無事黒いMacBookが届きました図1⁠。初めてのMac、そして初めてのMac OSです。

図1 MacBookが届いた直後の様子
図1 MacBookが届いた直後の様子

電源アダプタや電源コード接続部がユニーク(かつ合理的)だったので「コードがつながらない!」とあたふたしたり、タッチパッドの操作でバタバタしたり(2本指でスクロールできるのは感激⁠⁠、と若干のもたつきはありましたが無事初期設定完了。無線LANの設定(WEP)もしたので無事にネット接続できました。付属のブラウザ(これが話題のSafariなのですね!)で、普通にネットサーフィンできます。まあ、Appleですから、ここでつまづくような作りにはなっていないという確信はありましたが。

さて、UNIXマシンとして買ったわけですから、やはり端末エミュレータでカチャカチャとやりたいわけです。Finder(Windowsのエクスプローラみたいなソフト)を立ち上げて[アプリケーション⁠⁠-⁠ユーティリティ]とたどると[ターミナル]というのがあり、これで起動します図2⁠。次から簡単に起動できるように、Dock(画面の一番下にあるアイコンの並んだ帯。Windowsのタスクバーに相当するかな?)にドラッグ&ドロップしておきました。

図2 ターミナル
図2 ターミナル

ところで、ターミナルのアイコンのプロンプト「>_」は、⁠>_<」みたいでカワイイですね。

デフォルトのシェルはbashです。zshユーザの筆者としては、すかさず「zsh」と入力。ありますね、zsh。それから、筆者の常用エディタであるEmacsもあるのかな、と思い「emacs」と入力すると、当然のように起動。viが苦手な筆者としてはデフォルトでEmacsがあるのとないのでは大違い。ひとまず安心しました。

(後編へ続く)

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