記念すべき創刊号の巻頭を飾った座談会。実は、
編集:長丁場お疲れさまでした! 濱野さん、
濱野:おととい乾杯の挨拶で失敗したばかりなのですが。。。
一同:そんなことはいいから早く!
一同:お疲れさまです!
伊藤:座談会の後で濱野さんがいじりがいのあるキャラだとわかったんですよね。
濱野:進行役をいじってどうするんですか。。。ところでこの座談会、
伊藤:今日来た人はみんな幸せだから。
濱野:記事という視点からすると僕らが幸せなのは、
編集:皆さんは、
伊藤:こんな感じの。
ひが:ワイン会に参加しています。大学1年の頃にワイン教室に通っていましたし。右脳を鍛えるために。飲みすぎて記憶がなかったりするんです
伊藤:登君は生まれ変わったらソムリエになりたいですか?
登:ソムリエって、
伊藤:。。。そう、
ひが:香水とか作る人にもあこがれました。好きなんです、
伊藤:テレビで田崎信也という人が、
ひが:それはあると思います。食べているときもどういう香辛料を使っているかイメージしたり。面白いんです。
登:プログラムなんかでも…
ひが:おんなじじゃない。おんなじじゃない。
濱野:Webサイトを見ているだけで、
伊藤:エンジニアならわかるかもしれない。
濱野:ハードディスクの音を聞いて、
登:VBとC++はだいぶ違う。
濱野:毎号クイズにしてMP3か何かで音を3つくらい公開して、
編集:それは面白いアイディアですね!
ひが:ハードディスクの音で区別できるなんていう事実自体、
濱野:まあ100人くらいチャレンジする人はきっといる。
登:あとスイッチングハブとかぴかぴか光るじゃないですか。あれがいいです。
濱野:ああ、
伊藤:日本にもこういう若者がいたんだなあ。
濱野:エッジな感じの。それを毎号解答してくる危ない読者が、
伊藤:シリコンバレーの石黒邦弘さんが登さんみたいな感じです。それこそ、
濱野:PC用のルーターソフトですね。BGPとかも使える。
伊藤:本当にコードを書くのが楽しそうで、
ひが:私も今日は登さんのようにはなれないと思った。いろんな局面で。
濱野:すべての発言がそうだったような。
ひが:そこまでたどり着くのに必要な刷り込みが俺にはなかった。真似できないと思いました。バックボーンが違う。
登:でも、
伊藤:登さん21歳か、
濱野:ちやほやされたいの?
伊藤:されたいよ、
濱野:昔は私もちやほやされてましたよ。
伊藤:君の話は聞いてない。
濱野:ええっ。
伊藤:しかも君26だろ。
ひが:でも一番落ち着いてるよね。この中で。浮ついてない。
編集:皆さんが自分はエンジニアだと意識されるのはどんな瞬間ですか。
ひが:俺はあんまりエンジニアだと思われてない。
編集:登さんはどんな意識ですか?
登:あんまり意識してないです。
ひが:地がエンジニアだもんね。
伊藤:なるべくしてエンジニアなっている。でも社長だもんな。僕は全然会社を起こしたいとは思わなくて。めんどくさいのよ。何にたとえればいいんだろうな、
ひが:プレイングマネージャーというのは。
伊藤:俺はそこまで器用じゃない。
伊藤:そういえば、
濱野:かなりの確率でそいつが私ですよ。この業界で濱野ってあまりいないですから。会社ができたての頃には、
登:法務局いいですねえ。
濱野:確かに面白いですけど。
伊藤:小学校の頃はパソコン友達がいたんだけど、
木下:そこでやっていたら今の自分がないのかも。そこでちょっと別のことをしたのが、
編集:お話を聞いていると、
ひが:あまり変わらないかも。今でも家に帰ってまで触りたいとは思っていない。
濱野:今は小さい頃から環境が整っていてすごいじゃないかと言われるんだけど、
伊藤:完成品なんですよね。
濱野:中学校や高校で情報の授業をするんですけど、
伊藤:昔は信長の野望とかソースコードを見たりして。分からなかったけど。し放題だった。
濱野:道具として使い切るだけで精一杯。小さい頃からコンピュータに触らせればいいんじゃないかとも言い切れない。登さんみたいな人材はなかなか出てこない。
ひが:それはたぶん電気に触らないとだめなんですよ。
伊藤:俺は感電しなかったらもういい。でもダンプカーに轢かれたことはある。跳ね飛ばされても無傷だった。
濱野:それが原因で今がある?
ひが:私は小学校の頃に転んで頭を階段の端っこにぶつけたことがある。
伊藤:それだそれだ、
濱野:たまたまそういう人達が集まっているのかも。
登:大阪の日本橋にいたずら禁止と書いてある機械があって、
伊藤:指先が痛いのに、
登:ビニールを使って絶縁を作ると、
伊藤:だから何でそもそも。いや、
登:小学校にトランスを持っていって、
伊藤:洗濯機がぐるぐる回ると、
登:そういうのを解説する本があったんです。小中学生でもわかるくらいの。そんな本をぜひ技評で。
伊藤:読者を育てるメディアに。
―続く。