日常業務を効率化し、検索などのドキュメントにかかる時間からビジネスワーカーを解放するのが、今回紹介する「Alfresco」という製品です。Alfrescoは、コミュニケーションとコラボレーションをオープンソースの技術によって改革し、ビジネスを有利に進めるための手段を提供します。Alfrescoには、Alfresco Content ServicesというECM(Enterprise Content Management)製品と、Alfresco Process ServicesというBPM(Business Process Management)製品があり、これらを統合した新しいビジネスプラットフォームとしてAlfresco Digital Business Platformがリリースされています。タスクが中心のプロセスにも、ドキュメントが中心のプロセスにも対応し、セキュリティやコンプライアンスを強化しながら、迅速にシステムを構築できる可用性の高いソリューションです。
Alfrescoには次の3つの特徴があります。
シンプル
スマート
オープン
それぞれを少し詳しく見ていきましょう。
シンプル
Web UIのAlfresco Shareは、シンプルなデザインながらAlfrescoの機能を十分に利用でき、ユーザは直感的に操作できます。ブラウジングしながらコンテンツを見つけられるようにするため、サムネイル表示をはじめ、さまざまな表示方法でブラウジングをサポートします(図1)。
Alfrescoはブラウザでのアクセスのほかに、CIFS、WebDAV、IMAPを通して利用できるので、WindowsのエクスプローラやMacのFinderからも利用できますし、メールクライアントからAlfrescoをブラウジングすることもできます。また、オプションとしてAlfresco ContentConnector for MS Outlookを利用することで、OutlookからAlfrescoを操作し、ブラウジングだけでなく、検索やプレビューを行ったり、メールをアーカイブするといったこともできます。ユーザの用途に応じてさまざまなアクセス方法を選択できます。
Alfrescoでは、ビジネスに関わるさまざまなユーザが、いつでも、どこからでも、多様な手段によって最新の情報を共有できます。業界唯一のCloud Syncは、Alfresco in the cloudとオンプレミスのAlfresco Content Servicesの間で同期を行うことで、すべてのユーザが最新のバージョンをいつでも共有できます。