Windows Phoneアプリケーション開発入門

番外編 Windows Marketplace for Mobileのパートナーアカウント登録をしよう!

Marketplaceに登録するなら今がチャンス!

Windows Marketplace for Mobile(以降、Marketplace)のクライアントアプリケーションのWindows Mobile 6/6.1対応が、当初発表されていたより1ヶ月も早くリリースされました。日本ではまだWindows Mobile 6/6.1を使っている方が主流ですので今後は利用者の増加が予想されます。

日本向けのMarketplaceは始まったばかりであまりアプリケーションが登録されておらず、iPhoneのApp Storeに登録されている数と比較するとずっと少ないです。つまり今Marketplaceで公開すると多くのWindows phoneユーザの目にとまることになり、開発者・企業にとってかなり有利な状態にあると言えます。

さらに開発者にとって追い風となるのは、Microsoftがアプリケーションの登録を促進するために「Windows Marketplace for Mobile パートナーアカウント登録費 キックバックキャンペーン」を行っていることです。Marketplaceのアカウント登録は有料(10,425円)なのですが、キックバックキャンペーン期間中に規定された条件を満たすことで、10,000円分のAmazon ギフト券が返ってきます。

今なら実質500円程度でパートナーアカウントの登録を済ませられるので、この機会にMarketplaceにアプリケーションを登録してみませんか? 登録フェーズは大きく分けて5つあります。

  1. Marketplaceのアカウント仮登録
  2. Windows Live IDのメール確認
  3. Geotrust社への注文承認
  4. Geotrust社へ本人確認書類の提出
  5. Geotrust社からの確認電話

今回は、私がやや複雑だと感じたMarketplaceのアカウント登録についてご紹介させて頂こうかと思います。

まずはアカウントの仮登録

登録確認のメールはWindows Live IDに届きますので、メールアドレスとして使えるものを持っていることが前提になります。後のほうで会社情報(個人情報)用にもメールアドレスが必要となりますが、登録に使用するWindows Live IDとは別のメールアドレスである必要がありますので、事前に取得しておきましょう。

http://developer.windowsmobile.com/Default.aspx?mkt=ja-jp にアクセスします。

Windows Mobile for Developers サイト
Windows Mobile for Developers サイト

左のサイドメニューにWindows Marketplace for Mobileの登録バナーが掲載されているので、⁠登録」と書かれた赤ボタンをクリックします。アカウント仮登録までの手順が書かれている画面が表示されたと思いますので、問題なければ[アカウントの作成]をクリックします。

Marketplaceの仮登録の手順
Marketplaceの仮登録の手順

Windows Live IDのサインインを求められますので、事前に用意したものを利用してサインインを行います。

Windows Live IDでのサインイン
Windows Live IDでのサインイン

アプリケーション プロバイダー規約に同意を行います。よく読んで問題なければ[次へ]をクリックします。

アプリケーション プロバイダー規約の確認
アプリケーション プロバイダー規約の確認

日本人に馴染みのない名→姓の並びになっていますが、名前を入力し[次へ]をクリックします。この時に入力するメールアドレスはWindows Live IDのメールアドレスとは別である必要があります。

プロフィール情報の登録
プロフィール情報の登録

引き続き個人情報を入力します。すべての必須項目の入力が完了したら[次へ]をクリックします。

個人情報情報の入力
個人情報情報の入力

Windows Marketplace for Mobileのアカウント登録とアプリケーションの審査は有料ですので、支払いに使用するクレジット カード情報を入力します。こちらもすべての必須項目に入力が完了したら[次へ]をクリックします。

支払い情報の登録
支払い情報の登録

アカウントの仮登録が完了しました。アカウントを有効にする為に本人確認が必要になります。

仮登録の完了
仮登録の完了

登録されたメールアドレスの確認

Windows Live ID宛に有効なメールアドレスか確認のためのメールが届きます。メールの真ん中あたりのリンクをクリックしてください。

登録メールアドレスの確認メール
登録メールアドレスの確認メール

以下のようなメッセージが表示されていれば、これでメールアドレスが有効として確認されました。

メールアドレスの確認完了
メールアドレスの確認完了

登録年会費の支払いの承認

Geotrust社からメールが届きます。https://products.geotrust.com/から始まるURLが記載されているのでクリックします。

Geotrust社からの支払い承認確認メール
Geotrust社からの支払い承認確認メール

内容を確認し、⁠承認します]をクリックします。

注文の承認
注文の承認

問題なく承認された場合は以下のメッセージが表示されます。

承認完了
承認完了

支払いの承認後の作業

登録年会費の支払いの承認を行ってからしばらくすると、Geotrust社より本人確認を行うための書類をEメールかFAXで送ってくださいという趣旨の英文のメールが届きます。

パスポートか運転免許書の写しと手書きのサインをGeotrust社へ送ります。FAXでも受付可能とされているのですが、FAXは品質がよくないので文字が潰れてしまうため、確認が困難な場合があります。Eメールで送るのが良いと思います。

本人確認書類例
本人確認書類例

本人確認書類の送付後、1週間位すると電話が掛かってきて始めて、アカウント登録が完了となります。

Marketplaceの使い方や登録等で困ったことがあり相談したい場合は、Windows Mobile開発者事務局で対応していただくことが可能です。個人でも登録が可能なので合わせて登録しておきたいです。

また店長イトーさんがTwitterに居ますので、こちらでも対応していただけるそうなので相談しましょう。

キックバックキャンペーンの対象になるための条件

キックバックキャンペーンの応募資格を満たすためには、以下の条件をクリアしなければいけません。

  • Windows Mobile 開発者事務局への会員登録
  • Marketplaceのアカウント登録
  • 1つ以上のアプリケーションの審査通過

応募締め切りが2010年1月12日までと、まだ余裕があるように思えますが、アカウントの仮登録からアプリケーションが登録可能になるまで若干時間が必要になります。

キックバックキャンペーンについては、以下のサイトに詳細が書かれてありますのでご参照下さい。

Windows Marketplace for Mobile パートナーアカウント登録費 キックバック キャンペーン
http://www.microsoft.com/windowsmobile/ja-jp/win-dev/marketplace/kickback.mspx

まとめ

Marketplaceのアカウント登録は日本語でも行うことが可能ですが、すべて英語で行った場合に比べて登録が完了するのが1週間ほど遅くなってしまうようです。日本語で住所等を書くと、Microsoft社より管理委託を受けたGeotrust社で英訳する分時間が掛かってしまうそうです。応募資格を得るためには早めの登録が必要になります。

実際にアプリケーションをMarketplaceに登録された方々のお話を聞くと、前述した理由もあり、アカウントの登録に2週間、Marketplaceでのアプリケーション審査が完了するまでに2週間半と、少し時間が掛かるようです。

アカウントの登録の完了までに十分時間があるので、この期間に1本新しいアプリケーションを開発しても良いかもしれませんね。みんなでこれからのWindows phoneを盛り上げていきましょう。

以上で今回は終わりです。ありがとうございました。

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