今回のYAPC::Asia Tokyo 2015は我々がこの数年間目指していた「多様な技術コミュニティの人達が集まるお祭り」の集大成にしたいという運営としての密かな野望がありました。これを実現するため様々な人に助言をいただき、本当に幅広いジャンルの方々に声をかけさせてもらいました。
ゲスト候補の方々に登壇を打診し始めたのはYAPC::Asia Tokyo 2015の計画が始まった直後の2014年11月頃です。この頃にまずその時点で少しでも「来て欲しい!」と思った方々10名弱に予定を伺うという形でまず意向を聞いていました。開催8~9ヶ月前くらいの事です。ほとんどのゲストは海外からの方でしたので、細かい条件はともかく来日する意思があるということと、スケジュールの押えだけはこれくらい前にしておいたほうが良いと個人的には思っています。
Subject: Preliminary Inquiry About Your YAPC::Asia Tokyo 2015 Attendance
It's still 2014, but yes, we're already working on YAPC::Asia Tokyo 2015 :) We just got the Tokyo Bigsight venue for 8/20-8/22 2015, and we have a capacity of 1800+ (!) people. We are aiming to gather around 2000 attendees.
This year we're working on this even earlier than previous years because of a few reasons -- but most notably: this is going to be the last YAPC::Asia Tokyo. Unlike previous years where we were just hoping to get new organizers, JPA is calling it quits -- at least in the YAPC format... I don't know if we'll do some other type of conference in the future.
We intend to send you a formal invite come next year, but for now we just wanted to check your availability. Let us know if you can make it. We hope to see you soon!
YAPC::Asia Tokyo 2015の軸となるゲスト達が決まったところで、さらに2015年2月~4月にかけて今度は自分の直接の観測範囲にいない人達にも声をかけようと色々と手を打ちはじめました。知り合い通して「誰かその話を聞いてみたいスピーカーはいない?」「誰か知り合いでおもしろそうな話をしてくれそうな人はいない?」など聞いて見て回り、直感で面白そう! と思った人には全て一度お伺いのメールを出しました。実はかなりの大物にもメールを出したところ「行きたいけど残念ながら予定が合わない……」「ぜひ来年声をかけてくれ!」と言われました。来年ないんですが……なにか他のイベントを主催したらまた絶対に声をかけてやる! とリベンジを誓いました。
そんなこんなや他のスポンサー関連のツテなどでGitHubのBen Lavender氏、そしてCoreOSのKelsey Hightower氏の参加が決まりました。お二人は正直全く個人的にはつながりがなかったのに、快く招聘に応じていただけてかなり興奮しました。さらにGitHubつながりでBen Ogle氏、そして現在Pivotalで活躍されているCasey West氏も来日していただけることになり、ついにYAPC::Asia Tokyo 2015のゲストスピーカーラインアップが決まったのです。
YAPC::Asia Tokyo ではTシャツは大まかにサイズごとの発注をしておいて、来た人から自己申告で自分に合ったTシャツサイズを持って行くというオペレーションにはしていません。100%全ての来場者に正しいTシャツサイズを渡すというのは無理にしても、可能な限り多くの来場者に希望するサイズのTシャツを持って帰って欲しいとの思いから、チケット購入の際に前持って申告してもらっています。この情報から、チケット販売終了のタイミングに合わせて合計値を出したうえで多少のバッファを追加して発注をかけています。なおこのバッファは筆者による長年の経験と勘によって算出されています。