概要
恐怖の3月15日 ―― 確定申告の締切を目前に,「あれ,ここはどうやるの?」と不安になったり,「ただでさえ忙しいのに,もっとラクにできないの?」と思いませんか?
そんな悩みを解決できるとして話題なのが,全自動クラウド会計ソフト「freee」。「めんどうな仕訳なし」「データを自動的に同期して入力ストレス最小限」という同ソフトで最大限ラクする方法はもちろん,「ぶっちゃけ,経費で落とせる取引と,落とせない取引の違いは?」といった悩みどころもフォローした,日本初の書籍です!
こんな方におすすめ
- 確定申告をなるべくかんたんに済ませる方法を知りたい個人事業主(フリーランス)の方
- 節税のポイントを知りたい方
- Macだけで確定申告したい方
著者から一言
恐怖の3月15日 ――
私たちフリーランスにとって,この日は,特別な意味をもっています。
そうです。確定申告の締切です。
どんどん溜まっていくレシートの山。
「よーし,やるぞ!」と決めた瞬間,クライアントからかかってくる督促の電話,クレームのメール。
売上が中々上がらないタイミングで,会計ソフトに数字を打ち込むストレス。
「いったいこの領収書をどの項目に入力すればいいのか?」
「どんな部分に注意すればいいのか?」
「そもそも,この入力で合っているのか?」
といった感じで,自信が持てなかったりしないでしょうか。
今打ち込んでいる数字が,税金や将来の融資にどう影響してくるのか。
税務調査に入られたら,問題になるんじゃないか。
逆に,もっと経費に入れられるものがあるんじゃないか。
何もかもよくわからない不安を,ひとりで抱えながら……。
「もっとラクにできないか?」と書店に並んでいるたくさんの確定申告に関する本を手にとっても,正しい手続きは書いてあるけれど,本当に知りたい
「これだけはやらなくちゃいけない必要最低限の部分」
「ぶっちゃけ手を抜いていい部分」
「一番ラクに確定申告までクリアする具体的な手順」
などは書いてありません。では,どうすればいいのでしょうか?
そんな悩みに応えるために生まれたのが本書です。
本書の最大の特徴は,2013年に誕生した「freee」という,仕訳の入力時間を大幅に削減する夢のような会計ソフトに対応していること。最初に設定をしっかりしてしまえば,クレジットカードや,ネットバンキングから同期したデータで,自動で勘定科目や取引内容を記録してくれるのです。「こんな会計ソフトがあれば……」と夢にまで見ていたものです。
freeeの基本機能をざくっと使いこなせるようになると,小規模の事業者のほとんどは,自分で記帳する作業が大きく削減されます。お金を払って,記帳の代行サービスを頼む必要がなくなるのです。
難しい簿記の知識や,勘定科目を逐一記憶することもなくなりますし,仕訳の作業もわずかになります。データを自動的に同期してくれるので,数字の打ちまちがいも発生しません。筆者の体感では50倍くらい仕訳作業が楽になっています。
さらに本書では,以下のようなプロの税理士のノウハウもぎっしり盛り込みました。
- 迷いがちな経費で落とせる取引と,そうでない取引のぶっちゃけ境界線
- 銀行口座やネットバンキングの選び方
- 年に一度の決算をクリアするときのポイント
皆さんが,本書の知識を活用して煩わしい確定申告にとられる時間と,ストレスを大きく減らして,売上を上げるために使う時間や,自分や家族のために楽しく過ごせる時間を少しでも増やせるよう,心より願っております。