概要
第1特集
CONBUの無線LAN構築術
カンファレンスネットワークの作り方
IT系カンファレンス(勉強会や交流会など各種イベントを含む)では,無線LANによるインターネット接続環境の提供が普通になってきました。皆さんよくご存じのLL DiverやYAPCでこのネットワークを設営していた技術者集団がCONBU(Conference Network Builders)です。
職場の異なるネットワーク技術者の有志が集まって知恵を出し合い,「いかに無線LANの電波状況を良くするか」,「いかに短時間で構築/撤去できるようにするか」,「いかに運用時のリスクを下げられるか」などを考え,より良い環境を参加者に提供するために改善を繰り返しています。
カンファレンスを裏で支えるCONBUのテクニックには,無線/有線ネットワークを構築する人にとっても,使う人にとっても役立つヒントが満載です!
第2特集
今年こそ並列分散処理を極めたい
いまからでも遅くない! Hadoop超2入門
Javaで書かれた検索エンジンであるApache Luceneをベースに誕生したHadoopは,並列分散処理を可能にするOSSです。すでに利用されている方も多くなってきましたが,このしくみをちゃんと理解している方,使いこなしている方はまだまだ限定的です。
本特集の第1章では,Hadoopがどのようなソフトウェアで,どう使えるのかを改めて紹介します。そして第2章では,Hadoopのインストールを解説します。さらにHadoopで分散処理されたデータに対してSQL的なクエリが可能なApache Hiveと,従来のMapReduceの代わりにTezと呼ばれるフレームワークを組み合わせ,実際に分散処理を体験していただきます。
短期集中連載
BluemixでためしてみるIoT入門【前編】
BluemixでIoTアプリを作ってみよう
BluemixはIBMが提供する,高速・手軽にアプリを開発・デプロイできるPaaSサービス。本短期連載ではそのBluemixを使って昨今話題の「IoT」アプリを開発する手法を紹介します。前編では,センサーから気温の情報を受け取って通知を行うアプリを作りながら,Bluemixの基本的な使い方を学びます。
一般記事
手軽に仮想化技術を実践
Cisco VIRLでネットワークのシミュレーション【前編】
Cisco VIRLは,コンピュータネットワークを手軽に仮想的に構築できるソフトウェアです。実際のネットワーク機器のOSと同じソースコードを用いたシミュレーションが可能で,現在の仮想化ネットワークの隆盛にマッチした豊富な機能を備えています。前後編でその可能性と面白さを解説します。
一般記事
コンテナ時代のUbuntu
Snappy Ubuntu Core
2014年の12月にUbuntuの新しい機能として「Snappy Ubuntu Core」が発表されました。クラウドとコンテナ型仮想化時代を見据えた,軽量かつ汎用的な新しいインストール済みイメージファイルです。標準でアップデート,ロールバック機能や個々のアプリケーションの隔離機能を備えているため,Webデベロッパがより簡単かつ安全に各種Webサービスをデプロイ,リリースできるようになります。本稿を読みながらSnappyを体験してみてください。