概要
本書は,2015年10月にスタートしたOPCEL認定試験 OpenStack技術者認定試験の対策教科書です。OpenStackに関係する知識の解説から始まり,レベルに応じた例題および解答・解説を行います。
正誤表
模擬試験A
■問題7の解答
DevStackはOpenStackでデプロイする、開発者向けのツールです。
↓
DevStackはOpenStackをデプロイする、開発者向けのツールです。
■問題9の解答
現在のバージョンのPackstackがどのようなデフォルト値を持っているかは`--dry-run`オプションを応用すれば処理は実行されず、マニフェストファイルの生成のみ行われるためです。
↓
現在のバージョンのPackstackがどのようなデフォルト値を持っているかは`--dry-run`オプションを応用すれば確認することができます。このオプションではデプロイ処理は実行されず、マニフェストファイルの生成のみが行われるためです。
■問題12の解答
Ubuntu OpenStack Installerを使ってOpenStackをデプロイするには、`openstack-install`コマンドを実行してTUIのインストーラーを起動します。インストーラーの指示に従っていくことでシングル構成からマルチ構成のOpenStack評価環境を構築できます。
OpenStackのバージョンは`--openstack-release`パラメーターで指定します。例えばKiloバージョンをインストールしたい場合は`openstack-install --openstack-release`を実行します。他にも指定したいオプションがあれば追加して実行します。したがって「openstack-install」が正解です。
↓
Ubuntu OpenStack Installerを使ってOpenStackをデプロイするには、`openstack-install`コマンドを実行してTUIのインストーラーを起動します。インストーラーの指示に従っていくことでシングル構成からマルチ構成のOpenStack評価環境を構築できます。
OpenStackのバージョンは`--openstack-release`パラメーターで指定します。例えばKiloバージョンをインストールしたい場合は`openstack-install --openstack-release kilo`を実行します。他にも指定したいオプションがあれば追加して実行します。したがって「openstack-install」が正解です。
■問題15の解答
MuranoはアプリケーションのプロビジョニングをOpenStack Dashboardで提供するためのコンポーネントです。したがって5番が正解です。ちなみに1番についてはSahara、2番はTrove、3番はZaqar、4番はHeatがその役割を担います。
↓
MuranoはアプリケーションのプロビジョニングをOpenStack Dashboardやコマンドライン、APIなどで提供するコンポーネントです。したがって5番が正解です。
ちなみに1番についてはSahara、2番はTrove、3番はZaqar、4番はHeatがその役割を担います。
■問題16の解答
最後の文「デフォルトの設定を変更する場合はテナントとしてdefaultsを指定すると設定変更できます。」は削除。
■問題32
問題32の選択肢は以下の4つをご利用ください。
- neutron security-group-remove
- neutron security-group-rule-remove
- neutron security-group-rule-delete
- neutron security-group-delete
■問題38の解答
最小構成ではインスタンスはいかなる受信接続もブロックするようにセキュリティーグループに設定されています。任意のインスタンスでSSHアクセスできるようにするには、問いの選択肢ような作業が必要ですが、「キーペアの作成」と「ネットワークの用意」は事前に行っておく必要があります。
↓
最小構成ではインスタンスはいかなる受信接続もブロックするようにセキュリティーグループに設定されています。任意のインスタンスでSSHアクセスできるようにするには、問いの選択肢のような作業が必要ですが、「キーペアの作成」と「ネットワークの用意」は事前に行っておく必要があります。なお「セキュリティグループ」の設定はインスタンス起動後でも修正可能です。
模擬試験B
■問題19の解答
答え: openstack endpoint show nova
openstackコマンドではlistオプションで一覧の表示を行い、showオプションで詳細表示ができます。今回の例ではopenstackコマンドを使ってエンドポイントの一覧を表示すればいいのですから`openstack endpoint list`と実行するのが正解です。詳細表示する場合は`openstack endpoint show ID(or Service Name or Service Type)`を実行します。
↓
openstackコマンドではlistオプションで一覧の表示を行い、showオプションで詳細表示ができます。今回の例ではopenstackコマンドを使ってNovaのエンドポイントの詳細情報を表示すればいいのですから`openstack endpoint show nova`と実行するのが正解です。
■問題24
問題24: Cinderでできることを次の中から適切なものをすべて選びなさい。
4. インスタンスをボリュームスナップショットとして保存できる
↓
4. インスタンスをスナップショットとして保存できる
■問題27の解答
Swiftのコンテナにファイルを追加するにはswift updateコマンドで可能です。コマンドのあとにコンテナ名、追加するファイルまたはディレクトリを入力します。したがって5番が正解です。
↓
Swiftのコンテナにファイルを追加するにはswift uploadコマンドで可能です。コマンドのあとにコンテナ名、追加するファイルまたはディレクトリを入力します。したがって5番が正解です。
■問題29の解答
リングの内容を変更した場合、それを反映するには変更のコミットが必要です。swift-ring-builderコマンドで内容をコミットするにはrebalanceパラメーターを使います。rebalanceを実行すると既にあるデバイスと新しく追加したデバイスがデータの同期を始めます。データの同期に失敗した場合は1時間後にリトライされます。
↓
リングの内容を変更した場合、それを反映するには変更のコミットが必要です。swift-ring-builderコマンドで内容をコミットするにはrebalanceパラメーターを使います。rebalanceを実行すると既にあるデバイスと新しく追加したデバイスがデータの同期を始めます。データの同期に失敗した場合は全デバイスを一周して30秒休止した後処理を繰り返します。
■問題36
コマンドでインスタンスを起動するにはどのようなコマンドを実行すべきか。次の中から適切なものを選びなさい(コマンドオプションやパラメータは除く)。
↓
コマンドでインスタンスを作成するにはどのようなコマンドを実行すべきか。次の中から適切なものを選びなさい(コマンドオプションやパラメータは除く)。
模擬試験C
■問題12
問題12の選択肢を修正いたします。
1.Hadoopクラスターのデプロイを担当する
2.DBaaS(Database as a Service)を担当する
3.デプロイメントサービスを担当する
4.OpenStackのWebインターフェイス提供を担当する
5.Webアプリケーションのデプロイを担当する
■問題13の解答
openstackuser show admin
↓
openstack user show admin
■問題14の解答
openstackproject list
↓
openstack project list
■問題15
問題15: openstackコマンドを使ってadminユーザーのパスワードを変更したい。適切なコマンドを記述しなさい。
↓
問題15: openstackコマンドを使ってadminユーザーのパスワードをpenguinに変更したい。適切なコマンドを記述しなさい。
■問題15の解答
...--password-promptパラメーターを指定した場合はパスワードをプロンプトで入力できます。パスワードは即時変更されます。
↓
...--password-promptパラメーターを指定した場合はパスワードをプロンプトで入力できますので、問い合わせてきたらpenguinと打つとパスワードを変更できます。パスワードは即時変更されます。
■問題38の解答
Novaにはnova-consoleauth、nova-scheduler、nova-conductor、nova-cert、nova-computeというサービスがありますが、
↓
Novaにはnova-api、nova-consoleauth、nova-scheduler、nova-conductor、nova-cert、nova-cells、nova-computeというサービスがありますが、