目次
PART1 ビジネスパーソンが押さえておくべき現代のキーワード
ESGとはいったいどのようなものか?
- 001 いったい「ESG」とは何なのか?
- 002 「E」の「環境」とは具体的にはどんなこと?
- 003 「S」の「社会」とは具体的にはどんなこと?
- 004 「G」の「企業統治」とは具体的にはどんなこと?
- 005 なぜ,ESGが注目されるようになってきたのか?
- 006 ESGに対するスタンスはおおまかに4つに分けられる
- 007 「ESG」と「SDGs」の違いと関係性を理解する
- 008 「ESG」と「CSR」「CSV」の違いを理解する
- 009 経済は「リニア」から「サーキュラー」の時代に
- 010 ESGの視点はもはや一時的なトレンドではない
- 011 新型コロナはESGを加速させるきっかけになった
- Column 菅首相「2050年カーボン・ニュートラル」の狙い
PART2 これからの時代の投資のスタンダード
投資の世界で存在感を増す「ESG投資」
- 012 アナン元国連事務総長が提唱した「PRI」とは?
- 013 投資のスタンダードになりつつある「ESG投資」とは?
- 014 ESG投資とSRI(社会的責任投資)の違い
- 015 世界の投資残高は30兆ドル超! 急増するESG投資額
- 016 国内の流れを大きく変えたGPIFのESG投資に対する考え方
- 017 GPIFは一部の資産で7つのESG指数に連動する運用をしている
- 018 「ESG投資額」の国内市場規模は310兆円にまで増えている
- 019 ESG投資を行う機関投資家の7つのESG投資手法
- 020 ESG投資をめぐる欧米の機関投資家の動きを知る
- 021 ダイベストメント(投資撤退)--投資対象から外される企業とは?
- 022 2020年に入って急増した個人向けサステナブル投資残高
- 023 気になるESG投資のリターンはどうなのかを見てみよう
- 024 ESG投資が活発化するとどうなるの?
- Column バイデン政権で変わる米国の環境問題への対応
PART3 ESGのデファクトは欧州が主導している!
目を覚まさないと日本企業は世界に取り残される
- 025 日本企業はESGに「配慮」している場合ではない!
- 026 このままではグローバル市場で日本製品は「アウト」になる
- 027 世界標準から大きくズレる日本の「リサイクル」の捉え方
- 028 「ハード・ロー」と「ソフト・ロー」を理解する
- 029 企業のコスト要因に経済合理性をもたらすのが「ルール」
- 030 「ルール」と「イノベーション」の正しい関係とは?
- 031 ESGのスタンダードづくりは欧州が主導している
- 032 自らでルールをつくる欧州企業,政府のルール化を待つ日本企業
- Column 気になる「中国」の環境問題への対応のいま
PART4 ESGを実践するのは企業経営の常識に!
なぜ大企業は「ESG経営」を推し進めるのか
- 033 「ESG経営」とはいったいどんな経営を指すのか?
- 034 積極的なESG経営がもたらすわかりやすい3つのメリット
- 035 「トリプルボトムライン」という考え方の理想と現実
- 036 企業が「非財務情報」の開示に力を入れる理由
- 037 「ウォッシュ」をした企業は大きな代償を払うことになる
- 038 日本企業が知らなければいけない2つの「行動規範」
- 039 日本取引所グループが公表した「ESG情報開示実践ハンドブック」
- 040 ESGにおける情報開示ルール①「GRIスタンダード」
- 041 ESGにおける情報開示ルール②「SASBスタンダード」
- 042 ESGにおける情報開示ルール③「TCFD提言」
- 043 乱立する非財務報告の統一基準の策定へ動き出した
- 044 ZホールディングスのESGデータ集を見てみよう
- 045 役員報酬をESGに連動させる企業が増えているワケ
- 046 「DX」なくして「ESG経営」の実現はできない
- Column 日本も無視できない「欧州グリーン・ディール」
PART5 消費者に支持されれば心強い味方になってくれる!
ESGを推進するには「消費者」を巻き込め
- 047 環境や社会へのインパクトを考慮する「エシカル消費」とは?
- 048 世界の「エシカル消費市場」のいまを見てみよう
- 049 欧州では当たり前になりつつある「エシカル消費」の現在を知る
- 050 消費者は「不買運動」という武器をもっている
- 051 Z世代,ミレニアル世代の「エシカル」に対する意識は高い
- 052 企業は消費者から監視されていることを意識する
- 053 「企業人」としても「消費者」の気持ちを忘れないことが大事
- Column 「 中国」の人権問題に見る日本と世界の対応
PART6 早くから動き出せば大きなベネフィットが期待できる
中小企業にこそESGはチャンスをもたらす
- 054 ESG経営をしなければ大企業と取引できなくなる!?
- 055 中小企業に融資する銀行はESGを見るようになっている
- 056 中小企業も,できることを「攻め」と「守り」で考える
- 057 「 バックキャスティング」「アウトサイド・イン」で考える
- 058 ポイント① 経営陣が積極的に関与する
- 059 ポイント② 明確なマテリアリティ(重要課題)を設定する
- 060 ポイント③ESGの視点を盛り込んだ目標を立てて実行する
- 061 ポイント④ 社内にESGの意識を浸透させる
- Column 経済成長を牽引するアジアの気になる「ESG」
PART7 先進的な実践事例からESGを学ぶ
ESG経営を行う大企業の戦略を見てみよう
- 062 事例① 欧米主導のルールを変えさせた「ダイキン工業」
- 063 事例② 国際規格に合致したバイオ燃料を開発した「ユーグレナ」
- 064 事例③「花王」のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」とは
- 065 事例④ 物言う株主を社外取締役に招聘した「オリンパス」
- 066 事例⑤日本初のESG目標と連動する社債で資金調達した「ヒューリック」
- 067 事例⑥ サステナビリティに邁進するアパレル大手「インディテックス」
- 068 事例⑦ 広い視野でESG活動を行う「スターバックス」