目次
【巻頭】
- ①カーボンニュートラル実現へ向けた日本の課題
- ②再生可能エネルギー(再エネ)の種類と特徴
- ③動画でわかる脱炭素技術
Part1 なぜ注目されるのか?
経済や社会のしくみを変えるカーボンニュートラル
- 001 カーボンニュートラル(carbon neutral)とは
- 002 カーボンニュートラルと脱炭素はどう違うの?
- 003 そもそも気候変動は本当に進んでいるの?
- 004 気候変動対策をしないと未来はない?
- 005 温室効果ガスの発生源と地球に及ぼす影響は?
- 007 日本の対策は今どうなっているの?
- 008 企業の株価にはどう影響するの?
- 009 金融機関は今後,「炭素」に投資しない?
- 010 貿易に炭素税が課せられるようになる?
- 011 PPA争奪戦がすでに始まっている
- Column 高温による熱中症や農水産物の被害に注意
Part2 日本と世界各国の現状
カーボンニュートラルに向けた日本と世界の動き
- 012 気候変動交渉でどの国が覇権を握るのか
- 013 グリーンリカバリーはコロナ禍からの復興のカギとなるか
- 014 石炭への依存度が低下する欧米諸国 高いままの日本
- 015 石炭火力に依存せざるをえない 日本の電力エネルギーの背景
- 016 国内のCO2 排出量の現状はどうなっている?
- 017 温室効果ガス排出46%削減に向けて日本はどう動く?
- 018 脱炭素化に取り組みやすい産業と取り組みにくい産業
- 019 カーボンニュートラルに伴う日本のグリーン成長戦略とは
- 020 アメリカは脱炭素化でもナンバーワンを目指す
- 021 経済成長が著しい中国の苦しい脱炭素事情
- 022 脱炭素化に向けて続々と施策を発表する欧州
- 023 インフラの新設により再エネ導入を図る東南アジア
- 024 途上国は先進国の決定に追いつけるのか
- Column 脱炭素社会を見据えて再エネ導入を図る中東
Part3 再エネ利用による脱炭素化の取り組み
カーボンニュートラルで変革するエネルギー産業
- 025 再生可能エネルギーの市場参入をめぐる争い
- 026 海を活用する洋上風力発電
- 027 太陽光発電は世界の脱炭素化を導く王様
- 028 世界3位の地熱資源の利活用へ技術革新と法改正が進む地熱発電
- 029 バイオマス発電は脱炭素化につながるのか
- 030 国を挙げて水素に取り組む日本
- 031 グリーン成長戦略で重要視されるアンモニア
- 032 原子力発電は復活するのか
- Column 膨大なエネルギーを生む核融合発電の可能性
Part4 電動化や蓄電池開発などの取り組み
運輸・製造産業の脱炭素化と競争力強化の戦略
- 033 日本は世界の自動車戦争に乗り遅れている?
- 034 次に買う自動車はEV(電気自動車)かもしれない
- 035 燃料電池車をテコ入れしているのは日本だけ?
- 036 技術の進歩が急速に進む蓄電池
- 037 エネルギー効率化に貢献する世界の半導体需要の拡大
- 038 情報通信業界における高い電力需要への対応策
- 039 船舶・航空業界も等しくカーボンニュートラルへ向かう
- 040 物流・土木・インフラも脱炭素化への本格対応を開始
- 041 日本の競争力を強化するカーボンリサイクル関連産業
- Column ミニ四駆のようにEV のバッテリーを交換するしくみ
Part5 著しい成長を遂げる日本の技術
世界の先端を行く日本の脱炭素技術
- 042 電動化の根幹ともいえる世界最高峰のモーター技術
- 043 脱炭素化に光をもたらすCO2の高速処理技術
- 044 植物より効率がいい人工光合成
- 045 電力ロスを低減するパワー半導体
- 046 半導体の性能を向上させる酸化ガリウム
- 047 製造するだけでCO2 が削減されるコンクリート
- 048 発電と炭素固定化を同時に行う画期的な地熱発電技術
- 049 形状が自由でエネルギー密度が高い全樹脂電池
- 050 塗装して使えるペロブスカイト太陽電池
- 051 空調用の省エネ冷媒でEV 航続距離が最大5割増
- 052 ミドリムシなどから抽出した油脂で次世代バイオ燃料を開発
- Column シリコンの数十倍も高速化するダイヤモンド半導体
Part6 生活や家庭での脱炭素化も重要
カーボンニュートラルがもたらす生活の変化
- 053 生活にも恩恵をもたらすカーボンニュートラルの動き
- 054 カーボンニュートラルに伴う雇用の変化
- 055 電気代はこれから高くなる? 安くなる?
- 056 CO2 を出さない電力プランで家庭から脱炭素化に貢献
- 057 ガソリン代の値上がりなど化石燃料分野への影響は?
- 058 太陽光パネルにより環境と災害に考慮した生活を実現
- 059 食料や農林水産業でも脱炭素化の取り組みが進む
- 060 持続可能な社会を目指して脱炭素においても資源循環を構築
- Column 畜産業を減らすことが気候変動対策となり得るか
Part7 競争力を高める企業の戦略
カーボンニュートラルで成長を目指す企業の取り組み
- 061 脱炭素社会で成長するために企業に求められること
- 062 GAFAM が率先して取り組むサプライチェーンの脱炭素化
- 063 ENEOS の巨額買収による脱炭素転換
- 064 脱炭素への高い先見性で世界をリードするテスラ
- 065 トヨタ自動車の15 年前倒したカーボンニュートラルへの挑戦
- 066 業務効率化と蓄電池開発で脱炭素を目指すパナソニッ
- 067 中国との水平分業型モデルでEV 導入を図る佐川急便