概要
本書は,「例題」→「ドリル」→「演習」の3つのステップに分かれています。まず「例題」のやさしめの問題から始めてください。次にやさしめで,標準的な問題の「ドリル」に,そしてドリルで実力がついてきたら「演習」にチャレンジしてください。
本書は,やさしめの問題を中心に収録しています。教科書や,授業等での演習問題が難しいと感じたら,本書の問題から取り組んでみてください。
なお,収録した全問について詳解をつけています。
こんな方におすすめ
- 工学系の大学生,高専生,専門学校生
- 初学者,エンジニアの方の学び直し
著者から一言
本書は,やさしい問題を集め,数をこなして,電気回路を理解するための「助走」をつけてもらうことを狙っています。本書を使う目的が,最初は,単位を取るためであっても,試験で高得点を取るためであってもかまいません。本書でトレーニングを積んで,これを端緒に電気回路の考え方を内面化し,事後的に「電気回路は重要で,役に立つものなのだ」を実感する高みに達してもらえれば,本書の役割は果たせたと言えます。