概要
Microsoft が無償で提供するRPAツール「Power Automate for desktop」の使い方を解説した書籍です。Power Automate for desktopはプログラミング言語を使わずにパソコン業務の自動化処理を行えるWindows用のツールで,Officeとの連携に優れているのが特徴です。Excelのデータ入力,Outlookのメール送信,Webのフォーム入力とデータ取り込みなど,これまで人が手作業で行っていた大量の操作を自動化することで,効率よく仕事に役立てることができます。本書では,Power Automate for desktopを業務で使いたい人を対象に,基本操作から活用までわかりやすく丁寧に解説します。
こんな方におすすめ
- Power Automate for Desktopを業務で使いこなしたいビジネスマン
目次
第1章 Power Automate for desktopの基本を知ろう
- Power Automate for desktopとは
- インストーラーをダウンロードしよう
- パソコンへインストールしよう
- Microsoftアカウントを作成しよう
- 起動/終了しよう
第2章 フローを作成・実行してみよう
- 自動化の一連の流れを理解しよう
- フローを作成しよう
- フローを保存しよう
- フローを実行しよう
- 作成したフローを編集しよう
第3章 画面構成を知ろう
- フローコンソールを知ろう
- フローデザイナーを知ろう
- フローデザイナー画面を知ろう①~アクションペインとワークスペース
- フローデザイナー画面を知ろう②~変数ペイン
- フローデザイナー画面を知ろう③~UI要素ペイン
- フローデザイナーのサブ画面を知ろう
第4章 フロー作成のための基本を知ろう
- アクションを知ろう
- UI要素を知ろう
- 変数を知ろう
- 条件分岐とループを理解しよう
第5章 Excelへの転記を自動化しよう
- 作成するフローを確認しよう
- CSVファイルを読み取ろう
- Excelを開こう
- Excelファイルにデータを転記しよう
- Excelファイルを保存して閉じよう
- データを抜き出してリストを作ろう
- 選択ダイアログを表示しよう
- 繰り返し処理を使ってみよう
- 条件分岐を使ってみよう
- Excelファイルにデータを書き込もう
- すべてのデータを書き込もう
第6章 Excel文書の作成を自動化しよう
- 作成するフローを確認しよう
- 注文書から基本情報を取得しよう
- 請求書に基本情報を転記しよう
- 注文情報を1件分処理しよう
- 現在の日時を取得しよう
- 請求書に日時を書き込もう
- 2つのExcelファイルを自動で閉じよう
- 注文情報を複数件分処理しよう
- 小計や合計の計算をしよう
- 処理済みの注文書を移動しよう
- 複数件の注文書に対応しよう
第7章 Webの操作を自動化しよう
- 作成するフローを確認しよう
- Webサイトを表示しよう
- Webサイトにログインしよう
- Webページから情報を取得しよう
- Excelから情報を取得・整理しよう
- 取得した情報をWebページに登録しよう
- Webページへ繰り返し登録しよう
- 条件に合わせてラジオボタンをクリックしよう
- 条件に合わせてWebページから情報を取得しよう
第8章 Outlookのメール操作を自動化しよう
- 作成するフローを確認しよう
- Outlookでメールを送信しよう
- 受信したメールの内容を取得しよう
- 受信したメールへ返信しよう
- 取得したメール情報をExcelにまとめよう①
- 取得したメール情報をExcelにまとめよう②
サポート
ダウンロード
本書で使用している練習ファイルと完成したフローを実行した際の動画をダウンロードできます。
動画はWindows 10用とWindows 11用の2種類を用意しています。容量が大きいため,ご利用のインターネット環境によってはかなりのお時間がかかる場合があります。ダウンロード後は圧縮ファイル(ZIPファイル)の状態なので,デスクトップに展開してから使用してください。
(2023年5月18日更新)
- ダウンロード
- 練習ファイル(PAD_Sample.zip) [約100KB]
- Windows 10用動画(Movie_Win10.zip) [約230MB]
- Windows 11用動画(Movie_Win11.zip) [約210MB]
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを読者の皆様に深くお詫び申し上げます。
P.130 上の「補足」5行目
誤 |
[茨木県]から[神奈川県] |
正 |
[茨城県]から[神奈川県] |
P.36「補足 起動URLの設定」の内容
以下の文章は不要です。
誤 |
しかし、アドレスバーにURLを直接入力してWebページを移動する処理を記録させることで、実際にWebブラウザ起動アクションに設定されるURLも同様のものに自動で変更されます。 |
P.47「補足 取得可能な内容」の下の画像
画像内のURLが間違っていました。以下が正しい画像となります。
正 |
|