書籍概要

ゲーム開発プロジェクト管理の基本

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概要

ゲーム開発プロジェクトの管理・マネジメントについて,その根幹となる基礎を解説する書籍です。

多くの人間が関わる企業でのゲーム開発では,目的や予定を建てて全体を管理していくことが必要不可欠になります。

本書では新規にゲームを製作する初期開発プロジェクトを題材に,ゲームという「目的が浮動する」プロジェクトの構造および工程の理解と管理方法(重要な要素の選定,決定方法,リスク管理,チーム管理など),開発後の運用工程における管理手法を学びます。

ゲーム開発の現場における実務的な内容を重視し,プロデューサー・ディレクター志望者だけでなく「進めやすいプロジェクトとは」「トラブルを回避するためにどこが重要なのか」といったゲーム業界で働くすべての職種にとって有益な情報を得ることができる,業界志望者にもおすすめの1冊です

こんな方におすすめ

  • ゲーム業界への就職を目指す学生
  • ゲーム開発の現場で働くプロデューサー,プランナー,デザイナー等

サンプル

目次

第1部 ゲーム開発プロジェクト管理の概要

1 ゲーム開発の概要

  • はじめに
  • 製品リリースまでの流れ
  • 運営

2 ゲーム開発プロジェクトの概要

  • 定常業務とプロジェクト
  • プロジェクトの構成
  • ゲーム開発プロジェクトの特徴

3 ゲーム開発プロジェクト管理の例

  • プロジェクト管理の重要性
  • ゲーム開発プロジェクトの計画管理例
  • ゲーム開発プロジェクトの開発管理例
  • ゲーム開発プロジェクトのリリースと運営管理例

第2部 計画の管理

4 計画の方針

  • 開発計画を管理する

5 プロジェクトの計画

  • プロジェクトの要素
  • プロジェクトのための組織(チーム)

6 プロジェクトの仕様設計

  • 仕様の設計
  • 仕様書へのフィードバック

第3部 開発の管理

7 タスク管理の進め方

  • タスクでプロジェクトを管理する

8 マイルストーン管理の進め方

  • マイルストーンを活用する
  • 仕様の見直し

第4部 リリース・運営

9 リリースまでの進め方

  • 検証作業
  • マスターアップとリリース

10 ゲーム運営プロジェクト管理

  • 開発後もプロジェクトが続くケース
  • ゲーム運営プロジェクトの分析

11 開発管理スタイル

  • 主流のスタイル
  • ゲーム開発現場の独自開発スタイル

第5部 まとめと演習

12 プロジェクト管理の演習

  • 基本演習
  • 管理ツールの利用

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2025年2月17日最終更新)

P.45 表の「業務内容」列下から2番目

ディクターの指示に基づいて~
ディレクターの指示に基づいて~

P.50 4行目

~存在します。それは「5W1Hが不明瞭」であることです。
~存在します。それは「6W1H(5W1Hでも可。その場合Whyを削除)が不明瞭」であることです。

P.50 6行目

~プロジェクトの5W1Hを考えます。この5W1Hは明確に~
~プロジェクトの6W1Hを考えます。この6W1Hは明確に~

P.50 中央の表

Who 誰が サッカー大会運営者が
What 何を サッカー大会を
Whom 誰のために 大会参加するサッカーチームのために
Where どこで サッカー大会用の競技場に
When いつ サッカーチームにとって参加しやすい時期に
How どうする サッカー大会を開催する
Who 誰が サッカー大会運営者が
What 何を サッカー大会を
Whom 誰のために 大会参加するサッカーチームのために
Where どこで サッカー大会用の競技場に
When いつ サッカーチームにとって参加しやすい時期に
Why 何の目的で 地域のサッカー振興を目的として
How どうする サッカー大会を開催する

P.50 下の表

Who 誰が (しいて言えば開発者?)
What 何を ゲームを
Whom 誰に 購入者のため?)
Where どこで 不明
When いつ 不明
How どうする 遊ばせる
Who 誰が (しいて言えば開発者?)
What 何を ゲームを
Whom 誰に 購入者のため?)
Where どこで 不明
When いつ 不明
Why 何の目的で 不明
How どうする 遊ばせる

P.51 まとめ 8行目

ゲーム開発プロジェクトでは5W1Hが不明確です。~
ゲーム開発プロジェクトでは6W1Hが不明確です。~

P.79 考えてみよう 2行目

~ください。目的は5W1Hを参考に考えてみてください。
~ください。目的は6W1Hを参考に考えてみてください。

P.79 考えてみよう 下段

1. 誰に:Who
2. 何を:What
3. どこで:Where
4. いつ:When
5. なぜ:Why
6. どのように:How
1. 誰が:Who
2. 何を:What
3. 誰に:Whom
4. どこで:Where
5. いつ:When
6. なぜ:Why
7. どうする:How

P.205 索引

5W1H…50,196
6W1H…50,79

(以下2024年6月20日更新)

P.45 上の表下から2段目「セクションメンバー」の業務内容

ディクターの指示に基づいてどういうゲームを~
ディレクターの指示に基づいてどういうゲームを~

(以下2024年2月28日更新)

P.29 上から1番目の図

売上予測+コスト予測=利益
売上予測コスト予測=利益

P.126 α版の定義

仕様全体が目的やコンセプトに沿っているか確認できる。
仕様全体が目的やコンセプトに沿っているか検証できる。
仕様全体が目的やコンセプトに沿っているか検証できる。

※内容が近しいため1行にまとめています。

P.127 10行目

(収益を得るためのの仕組み)
(収益を得るための仕組み)

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