概要
第1特集
新世代の開発スタイル
はじめてのAI駆動開発
生成AI/LLMの急速な普及・発展により,開発スタイルが大きく変化しつつあります。当初はコーディングの補助ツール程度の扱いだったものが,今やソフトウェアのたたき台やテストケースの作成,設計および,運用の現場などでも使われるようになりました。こうした,AI活用を前提とした開発スタイルのことを,「AI駆動開発」と呼ぶことがあります。
本特集では,AI駆動開発のユースケースとして,コーディングやペアプログラミングといったベーシックな用途を取り上げ,プロトタイプ作成およびInfrastructure as Codeでの活用例を紹介します。さらに,AI駆動開発は今後どのように進展していくのかを考察します。生成AI時代の新たな開発スタイルをぜひ,体感してください!
第2特集
ランサムウェア対策のアプローチ
EDRとマイクロセグメンテーション
今年6月,大手出版社がランサムウェア被害に遭い事業継続が脅かされるニュースが報じられました。ランサムウェアによる被害の深刻さを目の当たりにして,自社のセキュリティが気になっている方もいるのではないでしょうか。
近年のランサムウェアの感染経路や攻撃手法は多様なため,対策はさまざまな手法を組み合わせて包括的に実施する必要があると言われます。本特集では,ランサムウェア対策としてよく目にする「EDRなどのエンドポイントセキュリティ」と「マイクロセグメンテーション」に着目して,それぞれのアプローチの技術的なしくみや機能を紹介します。
短期連載
[速習]PHPアプリ開発の現在地
【1】PHP超入門
日本のPHPコミュニティ最大のイベントである「PHP Conference 2024」注Aが,2024年12月22日(日)に東京・蒲田の大田区産業プラザPiOで開催されます。開催までのお楽しみとして,本誌のご協力によりPHPの技術記事のタイアップ連載を行うことになりました。
日本のPHPコミュニティにとって2024年はなかなかエキサイティングな年でした。1月から6月まで毎月PHPの大きなイベントが日本のどこかで開催され,そこに全国からPHPユーザーが集まるという状況が続いていました。この号が発行されるころは9月28日の「PHP Conference Okinawa2024」が終了し,東京のPHP Conferenceを残すのみとなっている状況です。例年よりも遅れて年末開催となったことで,結果的に2024年のPHPイベントの集大成の感が出てきました。運営スタッフも鋭意準備を進めていますので,これを読んだ方もお時間がありましたら,どうぞご参加ください。