概要
PCやスマホ,データセンターをはじめ,AIや電気自動車など,世界的な需要増により,日本の半導体業界もいま活況を取り戻しつつあります。21世紀の「石油」とも呼ばれる今世紀最大の重要資源「半導体」。石破総理は,国内のAIや半導体産業を下支えするため,2030年度までの7年間で10兆円以上の公的支援を行う枠組みを新たに設ける方針を明らかにしました。政府は以前より国策として「半導体・デジタル産業戦略」を立ち上げ,半導体産業の復活を目指してきましたが,今後もそれは継続される格好となっています。こうした背景から,半導体業界はいま最も熱い業界の一つとして注目され,ビジネスパーソンから投資家までその動向を注視しています。
本書は,そんなニーズに対応し,半導体産業の全体像をビジネス的な観点から俯瞰できるように,コンパクトにまとめています。半導体の製造プロセスは非常に複雑で製造装置から材料,各種ITサービスなどさまざまな企業が連携したエコシステムによって支えられています。裾野の広い半導体産業の最新動向をフォローアップするとともに,歴史なども振り返りながら,日本の半導体の未来について考察します。動きが速い業界ではありますが,半導体に関わるビジネスパーソン,投資家などにとっても手軽に業界を把握できる必携の1冊!
こんな方におすすめ
- 半導体業界で働きマクロで見た最新の業界動向を知りたいと考えるビジネスパーソン
- これから半導体業界への就転職を目指し,業界動向を知りたいと考えている学生やビジネスパーソン
- 工場誘致などでわく地域の関連事業者
- NVIDIAに牽引される半導体関連銘柄に関心の高い投資家 など