書籍概要

科学の扉

宇宙の謎に迫る! 中学生からわかる現代天文学

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更新日

概要

果てしなく広がる宇宙は広大で神秘的な世界です。多くの人が聞いたことのあるブラックホールも,その一部にすぎません。宇宙には,ブラックホール以外にも,壮大で,ダイナミックで,私達の想像できない世界が広がっています。例えば,「宇宙のはじまりはどうだったのか?」「宇宙の終わりはどうなるのか?」「宇宙人は存在するのか?」など,SF映画に出てきそうなワクワクするような疑問が宇宙にはたくさん存在します。そして,それらの疑問に対して,宇宙を研究する分野である「天文学」は答えやヒントを提供してくれます。

本書は雲南大学で行われている初学者向けの講義「現代天文学入門」を基に,選りすぐった100のトピックを紹介しています。その授業の中から星や銀河,ブラックホール,宇宙の歴史など,多岐にわたるテーマを扱い,読者の皆さんが「これは面白い!」と感じられる内容を詰め込みました。

この本を読み終えたとき,夜空を見上げたときの感覚が少しでも変わり,宇宙の広がりを身近に感じてもらえたら嬉しいです。

こんな方におすすめ

  • 宇宙についてざっくり知りたい人
  • 宇宙に興味のある学生

サンプル

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目次

1章:人類は宇宙をどう捉えてきたのか?:天文学の歴史と宇宙観の変遷

2章:宇宙を「観る」方法:宇宙観測の最前線

3章:太陽と太陽系

4章:星の一生:星が生まれてから死ぬまで

5章:星が死んだ後はどうなるの?:中性子星やブラックホールでみる極限天体

6章:星々のシンフォニー:銀河の謎に迫る

7章:宇宙の始まりから未来まで:現代宇宙論入門

8章:宇宙に生命は存在するのか?:宇宙生物学

サポート

補足情報

P.223の参考書籍について

(2025年6月16日更新)

本書P.223で紹介している参考書籍は下記のとおりです。

  • 『ビジュアル天文学史:古代から現代まで101の発明発見と挑戦』
    (縣秀彦(著), 岡村定矩(監修), 緑書房, 2023年4月18日発売)
  • 『基礎から学ぶ宇宙の科学 現代天文学への招待』
    (二間瀬敏史(著), 講談社, 2024年2月23日)
  • 『Astronomy(English Edition)』
    (Andrew Fraknoi(著), David Morrison(著), Sidney C. Wolff Wolff(著), OpenStax(編集), 2012年6月21日(電子版))
    ※Kindleで1st版は無料で購入可能
  • 『シリーズ 現代の天文学(全十八巻)』
    (日本評論社)

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2025年6月24日最終更新)

P.34

1000ナノメートル(1ミリメートル)
1000マイクロメートル(1ミリメートル)

(以下2025年6月23日更新)

P.140 下

「(あるいは渦巻銀河)」
「(あるいは渦巻銀河)」

(以下2025年6月17日更新)

P.90

g/cm3
/cm3

(以下2025年6月16日更新)

P.102

「明るさも太陽の10分の1程度」
「明るさも太陽の100分の1以下です

P.120

PSR B1921+21
PSR B1919+21

P.141

楕円銀河の写真がM31(渦巻銀河)になっている。NGC4150の写真はこちら

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