概要
ラノベと図鑑が融合した新感覚時代劇の第二弾!
令和の少女・七緒と幼馴染の直之が,明治維新に翻弄される元同心・信房とともに,寛政期の江戸の街にタイムスリップ。
今回の舞台は,老中・松平定信によって半ば打ち壊された蔦屋重三郎の見世「耕書堂」。寛政の改革によって危機に瀕する江戸の大衆エンタメ。大衆エンタメの灯火を残すべく,改革の荒波に抗う蔦屋重三郎。蔦屋重三郎をバイトを通じて支える令和の少女たち。葛飾北斎,滝沢馬琴,式亭三馬,山東京伝,そして幼少の柳亭種彦を巻き込んだ末に見えてきたのは,大衆エンタメ復活の狼煙!?
その狼煙に対し,老中・松平定信を筆頭とする体制側は何を思うのか。
今回は,寛政期の戯作者や絵師,作家,その卵たちと出会いながら事件を解決したり,蔦屋重三郎蔦重がそれを本に仕上げたりしながら,物語がすすみます。寛政の改革期を超え,維新になっても,震災があっても,戦争があっても,大衆エンタメは続くよどこまでも。
本書では,蔦屋重三郎が爪痕を残した江戸大衆エンタメ業界を中心に,寛政期に登場するさまざまな人物や文化についても,画像を交えながらわかりやすく解説します。なので,
「この人物って,こんなコトやっていたんだ」
「この文化には,このような意味合いがあったのか!?」
「この書籍や絵って,こんなことを表しているのか!」
といった感じに,令和の少女・七緒の活躍を楽しみながら,お江戸の文化や日常生活の理解も深まります。
ラノベと図鑑が融合する新感覚時代劇『江戸でバイトやってみた。寛政期編 ―蔦重,北斎,馬琴たちと働いてみた』。ぜひ一度手にとってみてください。
こんな方におすすめ
- 江戸の庶民生活に興味ある方
- 江戸時代のエンターテイメント業界について知りたい方
※寛政の改革が江戸町民文化に与えた影響について知りたい方に最適な1冊です。