概要
近年,システム・AI導入やDX推進が目的化し,現場の非効率が温存されたままプロジェクトが進行してしまうケースが増加しています。本書『業務設計の教科書』は,デジタル技術を真の成果につなげるための土台,すなわち業務プロセスの構造化と再設計を体系的に解説した実用書です。本書の主な特徴は,以下3点にあります。
特徴の1つが,「業務設計の基礎から継続的改善までを体系的に学べる」点です。本書は,業務改善を単発の取り組みで終わらせず,組織能力として定着させるための道筋を,理論と本質的な思考法に基づいて体系的に解説しています。要件定義の前段階として,システム化すべき業務プロセスそのものを明確にする方法を提供します。
特徴の2つ目が,「現場主導で進める多角的な現状分析と可視化のための実践的なWORKINGを収録している」点です。本書で取り上げている数々のワークシートを通して,業務部門とシステム部門が共通認識を持ちながら,部分最適に陥ることなく全体最適な業務プロセスを構築する方法を詳述しています。
特徴3つ目が,「DXプロジェクトが主題のストーリーで理論の実践と定着を追体験できる」点です。本書の最終章(第7章)では,架空の中堅メーカー『高山技研』のDXプロジェクトを舞台にしたストーリーを通して,これまでに解説された業務設計の理論が,現場でどのように適用され,成功へと導かれるのかを追体験できます。
これらの充実したコンテンツと業務設計の初心者に向けての購入者特典を通して,業務プロセスの可視化から改善の実践,そして組織への定着といった業務設計の基本を学ぶことができます。「技術ありき」ではなく「業務ありき」の視点で変革を進めたい方にとって,確かな指針となる1冊です。
購入者特典
WORKING 0 対象の業務を決める
TRAINING 1 整理する
こんな方におすすめ
- システム開発の上流工程に携わるエンジニア,情報システム部門の方,ITコンサルティングの方々
- システム導入を通して業務設計,業務改善に取り組みたい経理・人事・総務などバックオフィス部門の方々
- 属人化を解消し,変化に強い組織能力を構築したいと考える方々
著者から一言
「DX」や「AI導入」を成功させる鍵は,システムやAIの性能ではなく業務を整理し,仕組みとして整える「業務設計」にあります。日々の業務を誰でも理解し,再現できるかたちで体系化したのが本書です。現場主導で業務を変えていく力を一緒に身につけていきましょう。