書籍概要

図解即戦力

図解即戦力
リース業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
[改訂2版]

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概要

リース業界は,いま大きな転換点を迎えています。2027年度に施行される「新リース会計基準」によって,これまで当たり前だった取引の考え方や実務の前提が,大きく変わろうとしているからです。

そもそもリースとは何をしている業界なのか。複合機などのオフィス機器のイメージが強いかもしれませんが,実際には建設機械,医療機器,船舶,航空機,倉庫など,社会や産業を支える幅広い分野で活用されています。リースは「モノを貸す」ビジネスでありながら,資金の流れやリスク管理の考え方は金融業そのもの。業界の仕組みを知ると,その奥行きに驚くはずです。

本書は,リース業界に入ったばかりの人,これから業界を目指す人,そしてリース会社と仕事をする立場の人に向けて,リースの儲けの仕組み,業界全体の構造,具体的な仕事の流れを,1冊でわかりやすく解説します。難しい専門知識を前提とせず,「なぜそうなっているのか」を丁寧にひも解いていきます。

さらに,新リース会計基準によって何が変わり,企業や業界にどのような影響が出るのかについても,実務の視点から整理。最新のデータや制度動向を反映し,これから数年を見据えるための基礎知識をまとめています。

リース業界の「いま」と「これから」を俯瞰できる一冊。業界を理解するための最初の教科書としても,変化の時代を読み解くための手引きとしても,役立つ内容です。

こんな方におすすめ

  • リース業界の新人
  • リース業界のパートナー企業
  • リース業界を志望する大学生

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目次

Chapter1 新リース会計基準の全貌

  • 01 いつ何が,どう変わるのか?
    全貌を現した「新リース会計基準」概論
  • 02 会計基準変更の大きな要点
    問われるのは「実施的にリースか否か」
  • 03 なぜリース会計基準が変わるのか?
    グローバルとかけ離れた日本の会計基準
  • 04 何年リースするのが得なのか?
    減価償却とリース期間
  • 05 リースを「オン」するということ
    オンバランスとオフバランス
  • 06 あらためてリース会計のルールを知る
    4種類ある会計基準
  • 07 会計やシステムを変える前に
    企業がやるべき2つの準備
  • 08 企業の規模によって変わるルール
    中小企業はまったく関係なし
  • COLUMN1 新会計基準は法律ではなく,「ルール」の変更

Chapter2 リース業界の最新動向

  • 01 CSRやESG経営を実現するために
    環境問題に真正面から取り組むリース業界
  • 02 牽引役としてのリース業界に期待
    リースとの相性が良いサーキュラーエコノミー
  • 03 官公庁で活用が進む
    コスト削減の効果を狙う官公庁リース
  • 04 体育館のエアコン,タブレットPC…
    なぜ今,学校でリースが広がっているのか?
  • 05 「シェアビジネス」「サブスク」
    リースが支える新しいビジネス
  • 06 グローバルではアメリカが伸びている?
    世界の中での日本のリースの存在感
  • COLUMN2 コロナ禍は,リース業界の強さを際立たせた

Chapter3 リースの基礎知識

  • 01 誰かの代わりに買って「貸す」
    あらゆる業界が関わるリースの仕組み
  • 02 リースには2つの種類がある
    ファイナンス・リースとオペレーティング・リース
  • 03 意外と知らないレンタルとの違い
    リースとレンタルの違いとは?
  • 04 1952年,世界初のリース会社が誕生
    アメリカからはじまったリースの歴史
  • 05 銀行やノンバンクと並ぶ金融サービス
    リースは金融サービスの1つとして発展した
  • 06 日本の成長はリースがあと押し
    日本経済の高度成長を支えたリース業界
  • 07 高額なモノこそリース向き
    リースに向く物件,向かない物件
  • 08 投資の悩みをリースで解決
    リース導入のメリット①資金繰りの改善
  • 09 仕事のムダをリースで削る
    リース導入のメリット②事務手続きが簡素化できる
  • 10 目立たないけど大きなメリット
    リース導入のメリット③設備の廃棄が簡便に
  • COLUMN3 リースのデメリット

Chapter4 リースのビジネスモデル

  • 01 リース会社はどのようにして稼ぐのか?
    リース会社の収益源は手数料
  • 02 リース料には何が含まれる?
    リース料の内訳
  • 03 リース取引の形を見てみよう
    リースの申し込みから終了までの流れ
  • 04 リース会社は,なぜリスクを負えるのか?
    無担保で契約するリース会社の与信管理力
  • 05 「もしも」の時はどうするのか?
    リース料返済が滞った場合
  • 06 リース物件が壊れた時はどうする?
    修理の責任者はサプライヤー
  • 07 貸し倒れた時の策として…
    連帯保証でリスクヘッジ
  • 08 リース期間が満了した際の別れ道
    再リースと契約終了
  • 09 リース物件の再利用に力を入れる
    リース期間終了後のモノの流れ
  • 10 リース会社が持っている幅広いノウハウを活かす
    助成金をうまく活用する
  • 11 リース会社はリース物件をどのように買っているのか?
    多様化する資金調達の方法
  • COLUMN4 リース物件にかけられる「動産担保」

Chapter5 リースが利用される業界

  • 01 通勤電車からコンビニ,空の上まで
    リースが利用されている場
  • 02 コピー機やFAXにリースが多い理由
    リースのイメージを定着させたオフィス機器業界
  • 03 必要な時に使いたいモノをリースする
    必要な時だけ建機を使う建設業界
  • 04 モノ作りとリースの蜜月
    リースの歴史を作ってきた製造業
  • 05 航空機の4割はリース物件
    航空機リースはオペレーティング・リースの主役
  • 06 これからも伸びる成長分野
    リース無しでは成り立たない医療業界
  • 07 風車も,パネルも,水素カーもリース
    プロジェクト全体をリースにする再生可能エネルギー事業
  • 08 会社によって料金の差が大きい
    メンテナンス・リースが魅力の運輸業界
  • 09 新たな市場を求めて…
    海外リース会社のM&Aで強みを強化
  • COLUMN5 リースを上手に活用するスタートアップ

Chapter6 リース業界から生まれたサービス

  • 01 リース会社で新規事業が生まれやすい理由
    顧客との長期的な関係から多彩なビジネスが生まれる
  • 02 IT導入におけるリース会社の強み
    リース+αで社会価値を作る
  • 03 異業種とのコラボレーションで活気づく
    フィンテックへの取り組み
  • 04 多くのリース会社が参入中
    期待の大きい省エネ施設(ESCO)事業
  • 05 手間のかかる集金作業をリース会社が代行
    集金代行サービス
  • 06 公共施設はリースにおまかせ
    リースと相性がいいPFI
  • 07 成長著しい新興国を販売金融でフォロー
    海外展開をサポートする国際販売金融
  • 08 リース物件の再利用が新事業に結びつく
    リユース・リサイクルのノウハウがビジネスに
  • 09 気に入ればリースで本格導入
    レンタルで広がるロボット派遣
  • COLUMN6 AIとリース業界

Chapter7 リース会社の仕事と組織

  • 01 新人が配属される部署No.1
    リース会社の仕事①エリア営業
  • 02 1つの会社についての深い知見を活かす
    リース会社の仕事②専門営業
  • 03 営業の対象はユーザーだけではない
    リース会社の仕事③サプライヤー営業
  • 04 グローバルなビジネス展開を支える
    リース会社の仕事④海外営業
  • 05 ユーザーの与信を見極める
    リース会社の仕事⑤審査部
  • 06 自社の情報を広く内外に伝える
    リース会社の仕事⑥広報部
  • 07 蝶たちと運用の2本柱
    リース会社の仕事⑦財務部
  • 08 リース契約に関するトラブルを解決する
    リース会社の仕事⑧法務部
  • 09 3年後の会社の姿を創る
    リース会社の仕事⑨経営企画室
  • 010 サーキュラーエコノミーにおける要の仕事
    リース会社の仕事⑩資産管理部
  • 011 各部門がそれぞれの強みを活かすことが重要
    リース会社の組織と強力体制
  • COLUMN7 就活と配属の間にあるギャップ

Chapter8 リース業界の全体像

  • 01 日本の主なリース会社は200社以上
    数字で見るリース業界
  • 02 なぜ取扱高が連動しなくなったのか?
    民間設備投資に占めるリース設備投資額の変化
  • 03 1963年,日本リース・インターナショナルが設立された
    リース会社のルーツとは?
  • 04 リースの仕組みを販促に利用
    メーカーをルーツとするリース会社
  • 05 金融機関による賃貸支援が選択肢の1つ
    金融機関をルーツとするリース会社
  • 06 リースとの親和性が高い商社のビジネス
    商社などをルーツとするリース会社
  • 07 「やめる」のではなく「進化する」こと
    脱リースの動きと本当の狙い
  • 08 事業の多角化を積極的に進める
    オリックスの金融関連事業は2割だけ
  • 09 地方創生のニーズにもフィットした
    地方銀行によるリース事業の可能性
  • 10 専門会社が多い自動車リースの世界
    ユーザーに支持されるオートリース
  • 11 新しいつながりにリースの活路を見出す
    リース業界の再編成
  • COLUMN8 リース会計基準は誰が作るのか?

Chapter9 リース業界で求められる知識・スキル

  • 01 リース業界で仕事をする上での必須知識
    会計知識
  • 02 リース税制の正しい知識を身につけておく
    税務知識
  • 03 オペレーティング・リースによって広がった業務を支える
    法律知識
  • 04 多くのスキームをリースとあわせて提供する
    不動産知識
  • 05 資金調達の手段としてリースを考える
    ファイナンスの知識
  • 06 ユーザーの課題を見つけて解決策を提案する
    コンサルティング・スキル
  • 07 リース会社はあらゆる業界への目配せが必要
    担当業界に関する知識
  • 08 環境問題への取り組みとしても重要
    資産管理の知識
  • 09 世界から求められるリースを目指す
    海外進出のスキル
  • 10 自然災害,盗難,事故などに備える
    動産保険の知識
  • COLUMN9 資格は転職や就職に有利か?

Chapter10 リース業界の課題と展望

  • 01 これから伸びる市場とは?
    リース業界が狙う4大市場
  • 02 かつての日本のような経済成長を求めて
    新興国におけるリースの可能性
  • 03 付加サービスを大きな強みに
    メンテナンス・リースへの期待
  • 04 これから伸びる余地のある分野
    個人リースの可能性
  • 05 新しいリースのスタイルを模索する
    貸し出し方法の多様化
  • 06 むしろ,リースはこれからが面白い!
    リース業界のこれから

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