概要
因果推論は経済学や医学で発展し,現在ではIT企業のデータドリブンな意思決定や機械学習との融合により注目を集めています。しかし,既存の関連書籍は「A/Bテストの解説書」か「数式中心の難解な学術書」に二極化しており,実務で強力なツールとなる「グラフィカルモデル」を解説したものがありません。
本書は,グラフィカルモデルを中心に据えることで因果推論を直感的に理解し,A/Bテストの先の実践(観察データからの因果推論)へとつなげるための橋渡しとなる一冊です。
こんな方におすすめ
- 因果推論について理解を深めたいデータサイエンティスト・データアナリスト・エンジニア
- レベルアップしたいマーケティング分析の実務家
【本書の見どころ】
- 視覚的な理解を助けるグラフィカルモデル
数式による難解な説明を極力減らし,グラフという視覚的な表現を用いて因果関係を整理します。「グラフ理論による操作が数式変形と等価である」という事実を活用し,直感的かつ本質的な理解をサポートします。
- Pythonライブラリ『DoWhy』を用いた実践
理論の解説にとどまらず,Pythonと因果推論パッケージ『DoWhy』を用いた実装コードを提供します。読者が自らの手で動かしながら,実務レベルの分析手法を習得できる構成です。