概要
第1特集
落ちないWebアプリケーションの作り方
データ不整合,リトライの暴走,連鎖崩壊を防ぐ実装テクニック
クラウドやSaaS,マイクロサービスの活用が当たり前になり,Webアプリケーションはいまや複数のサービスが連携する複雑な分散システムです。予期せぬ不具合や通信遅延,依存先の停止は避けられず,1つの小さな問題がデータ不整合やリトライの暴走を招き,システム全体の障害へ発展することもあります。
本特集では,局所的な不具合を全体障害へ発展させないという視点から,データベース設計・運用,リトライ,タイムアウトやサーキットブレーカーなど,信頼性を支える設計と実装を解説。不具合や依存先に障害が起きても,その影響を局所にとどめ,サービス全体を「落とさない」方法を実践的に学びましょう。
第2特集
MySQLの進化から読み解く
AI時代のRDBMSの役割
RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)は,長年,ITシステムの中で「データを正しく守る」役割を担ってきました。多くの実績に裏付けられた信頼のおける技術ですが,その進化は今も続いています。データを正しく守るための新機能だけでなく,JSONなどの半構造化データを扱う機能,AIからの利用を見据えたベクトル検索の機能なども取り込まれています。NoSQLやベクトルデータベースなど専用のデータストアがあるにもかかわらず,なぜRDBMSにもこのような機能が実装されるのでしょうか? 多様なデータを扱う昨今,ITエンジニアには「どのデータをどのデータストアで扱うか」という確かな選択眼が求められています。本特集では,代表的なRDBMS「MySQL」や他のOSSデータベースの進化を見ながら,データ活用のあるべき姿を考えます。
特別企画
どのソフトウェアが使われているか,把握していますか?
SBOMではじめる脆弱性管理
サプライチェーン攻撃や脆弱性のニュースを目にしたとき,自社プロダクトへの影響を判断するには,まず製品の「中身」を知る必要があります。その手がかりとなるのが,ソフトウェアの構成を可視化するSBOMです。本稿では,SBOMの作成から日々の運用まで,製品を守り,信頼性を支える脆弱性管理の実践ノウハウを解説します。