書籍概要

AI×統計データ分析超入門
──RとAntigravityで身につく「コードを書かない」実践ワークフロー

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概要

統計データ分析において,本来もっとも時間をかけるべきなのは分析の考え方を練り,得られた解析結果を正しく解釈することです。しかし現実にはコーディングの手間や,予期せぬエラーの解決に多くの時間を奪われ,疲弊してしまうことが少なくありません。

本書は,AIコーディングを活用することで面倒なコード作成から解放され,データ分析に専念したいすべての人のための1冊です。

統計解析の標準言語である「R」と,導入コストの低いAIコーディングツール「Google Antigravity」を組み合わせることで,コードを書かずに自然言語の指示だけで統計データ分析の一連の作業を完結させる方法を解説します。

前半ではAntigravityの基本操作とRの基礎知識を確認し,後半ではAIに指示しながらデータハンドリングから,統計解析,レポート作成と続く実践的な解析作業を進めることで,分析全体の流れをスムーズに身につけられます。

統計初心者の学習から実務での作業効率化まで,AI時代のデータ分析をサポートする1冊としてオススメです!

こんな方におすすめ

  • これからデータ分析を始めたい方:AIのサポートを受けながら,Rによるデータ分析の基本的な流れを学べます
  • 過去にプログラミングで挫折した経験がある方:わからない点をAIに質問しながら進められるため,独学でつまずきません
  • すでにプログラミングでデータ分析をしている方:コード作成やエラー対応,分析手順の確認にかかる時間を大幅に減らせます
  • 有償の統計ソフトを使っている方:費用を抑えながら高度なデータ分析に取り組めます

サンプル

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目次

Chapter1 Antigravityの基礎

1.1 Antigravityの環境構築

  • Antigravityのインストールと初期設定
  • Rのインストール
  • languageserverをインストール
  • Rの拡張機能をインストール
  • 【COLUMN】 AntigravityでRがうまく動かないときの対応

1.2 Antigravityのインターフェース

  • ①アクティビティバー
  • ②プライマリサイドバー
  • ③エディタ
  • ④ターミナル
  • ⑤AIペイン
  • トグルボタン

1.3 作業フォルダを開く

  • Rファイルを作成する
  • 【COLUMN】 データ分析用のフォルダ構成を固定しよう

1.4 Antigravityのカスタマイズ

  • Antigravityの日本語化
  • Antigravityのカラーテーマを変更
  • キーボードショートカットのカスタマイズ

Chapter2 AntigravityのAI機能

2.1 AI機能

  • チャット
  • AIに情報を与える
  • AIの編集内容の承認/却下
  • 予測入力(Tab)
  • Implementation Plan/Task List/Walkthrough

2.2 AIを自分好みにチューニングする

  • Rules
  • Workflows

2.3 コンテキスト

  • コンテキストとは何か

2.4 AIの参照対象から除外する方法

  • 方法1:データファイルをワークスペースの外に置く
  • 方法2:.gitignoreとStrict Modeを使う
  • 方法3:Permissionsでファイルの読み取りを制限する
  • 【COLUMN】 AIコーディングのテクニックはAntigravity以外でも使える

Chapter3 AIコーディングを始める前に

3.1 最低限押さえておくべきRの基礎知識

  • オブジェクトへの格納
  • データ型
  • データ構造
  • データ型の自動変換に注意
  • 【COLUMN】 プログラミングの学習を並行して進めよう

3.2 Rセッションの内容を確認する方法

  • Antigravityでオブジェクトを確認する方法
  • Global Environment

3.3 Rパッケージの導入

  • install.packages()によるインストール
  • library()による読み込み

3.4 本書のコーディングスタイル

  • tidyverseパッケージ
  • パイプ演算子
  • 【COLUMN】 新しいパイプ演算子の紹介

3.5 機密情報を扱うときの注意点

  • ターミナル出力に機密データを出さない
  • 【COLUMN】 仮名加工情報の取りあつかい

Chapter4 対話で進めるデータハンドリング

4.1 データの基本確認

  • 仕様データ:mtcars
  • データ型を確認する
  • データを要約する
  • 【COLUMN】 本書のコード例についてのルール

4.2 wide型データとlong型データ

4.3 wide型データのハンドリング①:基本操作と集計

  • 行名を列に変換する
  • 列名変更(rename)
  • 並び替え(arrange、desc)
  • 行の抽出(filter、%in%)
  • 列の選択(select)
  • 列の作成・置換(mutate、case_when、if_else、relocate)
  • グループ集計(group_by + summarise)
  • 【COLUMN】 AIが書くコードが毎回異なる理由

4.4 wide型データのハンドリング②:日付操作とテーブル結合

  • 使用データ:flights
  • 横結合(left_join、right_join、full_join、anti_join)

4.5 long型データのハンドリング

  • 使用データ:sleepstudy
  • wide型への変換(pivot_wider)
  • long型への変換(pivot_longer)
  • グループごとの行番号(row_number)
  • ベースラインからの変化量・変化率
  • グループごとの集約値を全行に付与
  • 累積値とイベント判定
  • イベントまでの日数
  • 【COLUMN】 AIモデルの使い分け

Chapter5 統計解析とグラフ作成を導くプロンプト

5.1 記述統計

  • 使用データ:mtcars
  • 集計項目の指定
  • tbl_summary()で記述統計表をまとめて作成する
  • 集計データの可視化
  • ヒストグラム
  • 【COLUMN】 AIへの過度な依存に注意する

5.2 t検定

  • 対応のないt検定
  • 対応のあるt検定

5.3 カイ二乗検定・Fisherの正確確率検定

  • クロス集計表の作成
  • カイ二乗検定
  • Fisherの正確確率検定

5.4 相関

  • ヒートマップの描画

5.5 線形回帰分析

  • サマリ表の作成
  • 【COLUMN】 回帰モデルの用語
  • グラフ作成
  • 交互作用項の導入

5.6 ロジスティック回帰分析

  • サマリ表の作成
  • 【COLUMN】 gtsummaryで回帰分析の結果をきれいな表にまとめる

5.7 ROC曲線・AUC

  • 感度・特異度

5.8 生存時間解析

  • 使用データ:lung
  • Kaplan-Meier曲線
  • 累積イベント発生確率のグラフ
  • Log-rank検定
  • Cox比例ハザード回帰分析

5.9 傾向スコアマッチング

  • 使用データ:birthwt
  • 【COLUMN】 パッケージの読み込み順で関数が変わる
  • 傾向スコアの推定
  • 傾向スコアの分布
  • matchit関数によるマッチング
  • マッチング後データの確認
  • マッチング後の傾向スコア分布
  • 共変量バランスの確認

Chapter6 Quartoを使った解析レポートの作成

6.1 Antigravity×Quartoで解析レポートを作ろう

6.2 Quartoについて

  • Quartoを使ってできること

6.3 Quartoを使うための準備

  • Quarto CLIのインストール
  • 拡張機能のインストール
  • Quartoのキーボードショートカット

6.4 Quartoドキュメントの書き方

  • テキスト(マークダウン)
  • コードチャンク
  • YAMLフロントマター

6.5 Antigravity×Quartoで簡単レポート作成

Chapter7 AIコーディングの実践テクニック

7.1 本章で扱うデータ

  • 【COLUMN】 CSVファイルの読み込み

7.2 AIにデータ概要を共有

  • データ概要ファイルを用意する
  • データ型の対応表を作る
  • 各データの「日本語ラベル・意味」を追加する

7.3 解析計画を立てる

  • Implementation Plan/Task List/Walkthroughを活用
  • 実装計画(Implementation Plan)にコメントでフィードバックを返す
  • 進捗リスト(Task List)で作業状況を把握する
  • 変更の要約(Walkthrough)で実装結果を確認する

7.4 解析中のエラーをAIと解決する

  • チャット型AIとAntigravityの違い
  • エラーを共有するコツ
  • 実際のやり取りの例

7.5 コードの意味についてAIに質問する

  • チャットで質問する
  • 【COLUMN】 Rの一次情報にあたってみよう

7.6 人間が理解しやすいコードを書いてもらう

  • AIのコーディングルールを作っておこう

7.7 すべてのコードがコンテキストになる

  • 既存のコードスタイルを流用する
  • 過去の解析コードを活用する

7.8 クイック実践

7.9 ステップ1:データハンドリング

  • データを読み込む
  • データ型の対応表を参照する
  • 要約値を確認する
  • 必要な列を選択する
  • カテゴリ変数の内訳を確認する
  • カテゴリ変数を加工する
  • 新しい列を作る
  • 解析対象を抽出する
  • 解析用データをCSVで保存する

7.10 ステップ2:記述統計と可視化

  • 販促群ごとの店舗背景を集計する
  • 売上の増加量の分布を確認する
  • 販促群ごとの売上の増加量を営業年数カテゴリ別に比較する
  • 営業年数と売上の増加量の関係を確認する
  • グラフを保存する
  • 【COLUMN】 ggsave()によるグラフ保存のポイント

7.11 ステップ3:統計解析

  • 売上の増加量をt検定で比較する
  • 売上の増加量について線形回帰分析を行う
  • 販促群ごとの売上低迷の発生割合を集計する
  • 売上低迷の発生割合を棒グラフで可視化する
  • 売上低迷の発生割合をカイ二乗検定で比較する
  • 売上低迷についてロジスティック回帰分析を行う
  • 販促群別のカプランマイヤー曲線を描く

7.12 ステップ4:解析レポートの作成

サポート

ダウンロード

サンプルコード・データについて

Chapter7で使用する,架空の小売チェーンの販促A/Bテストデータ(promo_data.csv)を生成するスクリプトはこちらからダウンロードできます。

(2026年10月7日更新)

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create_promo_data.R

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