Nexus 4にもAndroid 4.4 "KitKat"の配信がはじまりました
Nexus 7のWi-FiモデルとNexus 10に続いて、11月20日からNexus 4向けにAndroid 4.4 "KitKat"の配信が開始されました。これで、NexusシリーズすべてがAndroid 4.4にアップデートされたことになります。
この配信に先立って、11月19日からAndroid 4.4のマイナーアップデート版の配信が開始されました。このアップデートは、Android 4.3からAndroid 4.4にアップデートしたNexus 7とNexus 10で発生していたバグが修正されています。対象は「KRT16O」のビルド番号のAndroid 4.4がインストールされた端末で、アップデートすると「KRT16S」のビルド番号になります。筆者が所有しているNexus 7(2013)にもアップデート通知が来たので、早々にアップデートを済ませています。
Nexusシリーズは、順当にアップデートが行われました。これ以外では、Samsungが2014年1月からGALAXY S4とGALAXY Note 3を皮切りにアップデートを開始、ソニーは、Xperia Z、Xperira ZL、Xperia Tablet Z、Xperia Z Ultra、Xperia Z1を対象に、時期は未定ながらアップデートを行うとしています。いずれもグローバルモデルのスケジュールなので、国内モデルは、もう少し先になるはずです。
Nexus 10にも2013年モデルが登場する?
次は、Nexus 10関連のニュースです。7インチクラスのAndroidタブレットは、各社趣向を凝らした端末をリリースしておりしのぎを削っています。しかし、10インチクラスのタブレットとなると、決定打に欠ける端末が多く、皆にオススメできるような端末がないのが実情です。こうした中で、Nexus 10がアップデートされて、2013年モデルが近々登場するとされているので、非常に期待のかかる端末となります。
その2013年モデルのスペックは、10.1インチの2,580×1,600ピクセルの液晶ディスプレイ、Snapdragon 800プロセッサ、2GBまたは3GBのRAMを搭載し、OSは、Android 4.4とされています。11月21日に発売としたニュースもありましたが、原稿執筆時点(11月23日)では、まだ、発売されていません。2012年モデルのNexus 10は、2012年11月13日に発売されているので、そろそろ動きがあっても良い頃ですし、月内の発売であれば、ホリデーシーズンにも滑り込みで間に合います。Nexus 5と同じで、サイトで発表されて発売開始というパターンで登場して来るかもしれません。
さて、Nexus 10の端末を製造するのは、Samsung、ASUS、LGの3社の名前が出ています。初代Nexusの「Nexus One」はHTCが製造を担当しましたが、それ以降の「Galaxy Nexus」までSamsungが製造を担当してきました。今回のNexus 10をSamsungが製造しなければ、NexusシリーズからSamsung製の端末が無くなることになり、GoogleとSamsungの蜜月はこれまでということなのかもしれません。
auからXperia Z Ultraが登場する?
最後は、Xperia Z Ultraのニュースです。
Xperia Z Ultraは、6.44インチのフルHDのTRILUMINOSディスプレイ、Snapdragon 800 MSM8974 2.26GHzデュアルコアプロセッサ、2GB RAM、800万画素のExmor RSカメラ、3,000mAhバッテリーを搭載した端末です。
サイズは、Nexus 7よりひとまわり小さく、「ファブレット」と呼ばれており、タブレットとスマートフォンの中間に位置する端末とされています。筆者もグルーバル版を入手して愛用しています。使い始めるまでは、どこまで使えるのか、懐疑的で、中途半端な端末ではないかと考えていたのですが、ほど良いサイズ感で、メインの端末となっています。
これが、技適通過しFCCの認証も取得したので、いよいよ国内版の登場かと期待が高まっています。技適通過およびFCC認証取得したのは、型式が「PM-0700-BV」とされる端末で、CDMA2000やCDMA2000 1x、LTEなどのモバイル向け通信規格と2.4GHz、5.2GHz、5.3GHz、5.6GHzの無線LANに対応していることがわかっています。
国内版のXperia Z Ultraは、auから2014年の春モデルとして登場するとされています。国内には、このサイズのスマートフォンが存在しないので、市場がどう受け入れるのか注目の端末です。