2013年のWWDCで発表されたAppleの「iOS in the Car」へ続けなのか、GoogleがAndroidベースの車載システムの開発で、Audiと提携したとウォール・ストリート・ジャーナルが伝えています。WWDCの発表には提携先にAudiはなく、ドイツ御三家の中では、メルセデスだけがその名前を連ねています。
iOS in the Carは、Siriをメインとしたユーザーインターフェースで、デモを観る限り、いまのカーナビが時代遅れに感じるほど洗練されています。現状のカーナビは、運転中に覗き見することを前提にデザインされていると感じる部分が多いので、AppleやGoogleが参入することで、既存メーカも見直しを行う良い機会になるかもしれません。
話が少し逸れましたが、気になるのは、どうビジネスに繋げていくのか?という部分です。たとえば、クルマを購入して、わざわざ後付けナビを取り付ける人は少なく、メーカオプションで提供されるナビを使っている人が多いはずです。となれば、AppleやGoogleは、コンシューマではなく、自動車メーカを相手にビジネスをするはずです。iOS in the Carの提携先に、9社もの自動車メーカの名前があったことからも想像できます。