SONYがVAIO PC事業を譲渡、XperiaはSONYに残る
多くのメディアで取り上げられましたが、先週のニュースで、一番の話題と言えば、SONYがVAIO PC事業を日本産業パートナーズ株式会社(JIP)へ譲渡する意向書を締結したことではないでしょうか。
スマホ・タブレットとPCの境目が年々曖昧になる中で、VAIO Tap 11やXperia Zのように、見た目や使い勝手などに共通点を持たせながらも、個々にキラリと光る個性を持たせた製品をリリースできるのはSONYの強みで、今後の製品展開に期待していました。SONYのVAIOは、1997年からはじまった歴史を2014年で終幕して、JIPのVAIOとして再スタートを切ります。
Xperiaシリーズは、歴史が浅いためかSONYのしがらみを感じることはありませんが、VAIOシリーズは、SONYのしがらみを持つケースがあります。たとえば、メモリステックスロットを搭載したVAIOがあったのが典型例です。JIPでは、こうしたしがらみもなく、これまで以上にフリーハンドで設計が行えるはずなので、VAIO DuoやVAIO FITを上回るユニークな製品が登場してくる可能性は十分にあります。期待したいと思います。
経営資源は、手元に残したスマホやタブレット事業に対して集中することになります。筆者の印象ですが、ウォークマンを代表に、SONYとの関わりは、持ち歩いて使うモバイル機器が多かったので、スマホやタブレットのモバイル機器に特化することに関しては、より魅力的な製品を生み出すキッカケとなるのではないかと考えて好意的に受け止めています。こちらも今後の動きに期待したいと思います。
Xperiaシリーズは、SONYに残る
早々に大きな変化があるとも思えませんが、VAIOに気兼ねする必要がなくなったところで、Mac用のXperia接続アプリに、もう少し力を入れてくれるとうれしいのですが……
すべてはこれからですが、スマホからPCまでを手掛けるメーカが、またひとつ日本から減ったのは残念です。
Galaxy NotePRO 12.2が米国でも予約開始
韓国、英国に続いて、米国でもGalaxy NotePRO 12.2の予約受付が開始されました。原稿執筆時点(2月9日)では、Amazon.comやTiger Direct、Fry'sなどで予約受付が行われています。2月13日発売なので、日本からでも同月末には手にできるはずです。
2月13日の時点で発売になるのは、Galaxy NotePRO 12.2、Galaxy TabPRO 10.1、Galaxy TabPRO 8.4の3機種です。価格は、順に、749.99ドル(32GB) 、499.99ドル(16GB) 、399.99ドル(16GB)となっています。いずれもWi-Fiモデルで、これ以外は順次発売になるようです。Galaxy NotePRO 12.1の価格は、日本円で77,000円前後になります。英国の価格と比較すれば、安くは感じますが、最も高価なAndroidタブレットであることは間違いありません。
バリエーションが出揃わない状態での販売開始なので、なにか急いでいるようにも感じます。
大型画面を搭載したiPadが登場する前に、シェアを獲得しようと急いでいるのかもしれません。もうひとつ考えられるのが、Galaxy NotePROに搭載予定のMagazine UXがGoogle幹部の不評を買ったうわさです。これをキッカケに、両社は、カスタマイズしたUIの端末搭載への見送りやSamsung製の動画や音楽再生、メッセージングアプリをGoogle製に切り替えるなどの話し合いが行われ、Samsungが歩み寄りの姿勢を見せたとされています。
各国で順次実施されてきた予約販売は、こうした動きを受けてで、これまで進めていた路線の成果は、一定の成果として市場投入するべく動いたために、なにか急いでいるように見えたのかもしれません。
久しぶりにHTC製端末登場か?Nexus 8が発売されるとの報道
7インチディスプレイのタブレットは各社が販売しており、激しい販売競争が行われています。これは、Nexus 7(2012)が火を付けたワケですが、これに、のみ込まれた感があるのが、2013年モデルのNexus 7です。これは、Googleの思惑以上に売れていないようで、上級移行が行われるようです。
上級移行とは、Nexsu 7の後継機がNexus 8とされるようで、最後の数字からも分かるように、8インチディスプレイを搭載したタブレットであると想像できます。
この端末は、4月末には登場するとされており、Nexus 7を製造しているASUSではなく、HTCが製造するという話もあります。これが本当であれば、Nexus One以来のNexus端末となるので期待が持てます。