2月24~27日にMobile Worl Congressの開催を控えているためなのか、目立ったニュースがなかったので、今回は、今週リリースされたアプリの中で、気になったものを取り上げていきます。
Moto XのActiveDisplayを忠実に再現した「AcDisplay」がリリース
製造部門が中国のLenovoに買収されたことで話題になった、Motorolaが販売しているAndroid端末の「Moto X」には、「Ok, Google」と話しかければ、ハンズフリーで音声検索が可能になる機能や端末を持って横に振るとカメラアプリが起動する機能など、アイデアにあふれる端末です。
今回取り上げる「Active Display」もそのひとつです。
Active Displayは、端末がスリープ中でも不在着信や新着メールなどの通知があると、画面をオンにして通知アイコンを表示します。このアイコンは、一定時間経過すると画面オフと共に消えてしまいます。アイコンが表示されている間に、タッチすると内容が確認でき、ドラッグするとアプリを起動できる機能です。
ロックを解除しなくても内容が確認できるのがメリットなのと、必要であれば、これまでと似た操作で使えるところが、この機能のメリットですが、Moto Xしか使えませんでした。このActive DisplayがAcDisplayを使えば、Moto Xでなくても使えるというワケです。アプリは、Playストアから無償でダウンロードできます。
対応する端末は多いようで、筆者は、Nexus 7(2013)のWi-Fiモデルで問題なく動作することを確認しています。GMailやFacebookから通知を常に受けるためには、設定にある[Wi-Fi]の[詳細設定]で、「スリープ時にWi-Fi接続を維持」にチェックをしておく必要があります。この状態で使うとバッテリーの消費が激しくなるので、利用には注意が必要です。
アイコンを見やすさを損なわない壁紙アプリ「Muzei Live Wallpaper」がリリース
ホーム画面に、気に入った壁紙を設定している方も多いはずです。
しかし、壁紙によっては、ホーム画面のアイコンが見づらくなり、使いづらい思いをしたことがある方も多いはずです。「Muzei Libe Wallpaper」は、こうした不満を解決してくれるアプリです。アプリは、Playストアから無償でダウンロードできます。
Muzei Libe Wallpaperは、ありそうで、なかったアプリです。しかし、仕組みは単純明快で、壁紙として設定された画像に、「ぼかし」と「明るさ」で、エフェクト処理を行ってから表示するというワケです。
壁紙に設定できる画像は、毎日更新されるアート作品の「Featured Art」と自身のギャラリーの「My Photos」から選択できます。
エフェクトの度合いは、好みに設定できます。現状は、ぼかしと明るさだけですが、モノクロやセピアにするなどのバリエーション追加が考えられそうです。ソースコードがGitHubで公開されているので、腕に覚えのある方は、改変に挑戦してみてはいかがでしょうか。
Live Wallpaper系のアプリは、はじめは面白くて使っていても、時間がたつと五月蠅くなって、使うのは止めてしまうことが多くあります。Muzei Libe Wallpaperは、五月蠅いと感じない程度に、ぼかしと明るさで壁紙にエフェクトをかけることができて、永く使うことができるアプリです。
このアプリは、DhashCkickの作者でもあるGoogleのRoman Nurik氏の作品です。DhashClockを使っているという方は、端末に彩りをそえてくれるので、試してみてはいかがでしょうか?
Yahoo!地図に花粉情報機能が追加
最後は短めです。
Yahoo!地図に、花粉情報機能が追加されました。現在地の花粉飛散状況を、少ない、やや多い、多い、非常に多いの四段階で表示します。毎年、花粉に悩まされる方は、Playストアから無償でダウンロードできるので、使ってみてはいかがでしょうか。
余談ですが、このような生活情報がAndroidで確認できるようになると、生活に溶け込んで来ていることを実感します。
それでは、また来週。