ChromebookもAndroid Lのマテリアルデザインを採用か?
ようやく、Chromebookが国内発表されましたが、当面は、企業と教育機関向けのみの展開で、コンシューマ向けは検討中となっています。参入メーカは、日本エイサー、ASUS、日本HP、デル、東芝の5社で、端末は7月からの発売です。
アメリカでは、この5社に加えて、SamsungとLenovoが端末を発売しています。SamsungのChromebook 2(11.6インチモデル)は、よくまとまっていそうで気になります。コンシューマ向けに展開する際には、日本でも発売してくれることを願います。
そのChromebookに搭載されているChrome OSに、「Project Athena」と呼ばれるAndroid Lを想像させるUIが搭載されるかもしれません。公開されたスクリーンショットを見ると、初期段階の試験的な実装のようで、四角い原色のダミーアイコンが使われていますが、ウインドウは、カードのようになって重なっており、Android Lでも見られたカードメタファーが使われていることが確認できます。
Chrome OSのUIは、Windowsに近いもので、マウスとキーボードを使って操作しやすいデザインになっています。これが、Android Lでも使われるマテリアルデザインになれば、タッチパネルでも使いやすくなります。タッチUIが全面的に取り入れられることになれば、うわさされているChrome OSのタブレットの登場が現実味を帯びて来るはずです。また、先日開催されたGoogle I/Oでは、Chrome OSでAndroidアプリが動作するところがデモされて、Android OSとの親和性が高くなりつつあるので、Chrome OSに、マテリアルデザインが採用されるのは、当然の流れのようにも見えます。
ノキアの異端児『Nokia X』が打ち切りへ……
米マイクロソフトが、最大で、1万8,000人規模にもなる人員削減計画を発表しました。
この人員削減計画の中心となるのが、買収したノキアのデバイスおよびサービス事業です。この計画を受けて、ノキアが販売していたNokia Xシリーズも打ち切りとなり、今後は、LumiaブランドのWindows Phoneに切り替わります。
Nokia Xシリーズは、ノキアが独自にカスタマイズしたAndroid OSを搭載する端末です。
中国では、予約者数が100万を突破し、最近は、次期モデルのうわさ話も聞こえてきたので、ローエンド端末として成功しているように見えました。しかし、登場当時からWindows PhoneとのNokia Xの二本柱には、さまざまな疑問が投げかけられていたので、やはりと言った印象です。
Android Wearのウォッチフェイス開発は新SDKで対応に
Playストアには、Android Wearのウォッチフェイスがいくつか公開されていますが、これは、Googleが公式でアナウンスした手順で開発されたものではなく、ハックして開発されたものです。
筆者もウォッチフェイスが開発したくて、ドキュメントを漁りましたが、目的情報を見つけることができず、GitHubに、ウォッチフェイスアプリのソースコードが公開されているのを見て、開発方法の要領をつかみました。
GoogleのDeveloper Advocateの担当者は、自身のGoogle+で、対応したSDKがリリースされるまでは、独自のウォッチフェイスをPlayストアに公開するのは、控えて欲しいと書いたエントリーをポストしています。有償のウォッチフェイスを計画している方は、動向には注意が必要です。
出始めがドタバタ続きになるのは、Google製品の共通点でもありますが、開発者は慣れっこで、驚く方は少ないかもしれません。
今週は、この辺りで。また、来週。