Android Weekly Topics

2014年8月第1週Samsung Galaxy Star Advance、ELUGA U、Nokia XL……Android端末最新動向

Android OSの世界シェアが85%に拡大

Androidの世界シェアが2014年の第二四半期で85%までに増加していることが、米国のストラテジー・アナリティクスの調査で判明しました。

これは出荷台数をベースに調査が行われているので、iPhone 6の登場を待つiOSにとっては、不利な時期に調査が行われています。2013年のシェアは80%となっているので、2014年第二四半期の段階で5%増加したことになります。Androidのシェアが増えているので、iOSはシェアを減らしていますが、Windows Phoneも3.8%から2.7%へ、BlackBerryにいたっては、2.4%から0.6%までにシェアを下げています。BlackBerryは、Z3が登場したところですが、壊滅的な状況です。

Androidは、ハイエンドからローエンドまでの端末が豊富に提供されていることが特徴で、今年は数々のメーカーが新興国向けに、ローエンド端末をリリースしており、これがシェア拡大の要因になっているはずです。

新興国向けの端末が続々とリリース

前回お伝えしたAndroid Oneプログラムの端末ではありませんが、Samsungもインド市場をターゲットとした低価格端末「Galaxy Star Advance」を約12,500円で発売しています。

Samsung Galaxy Star Advance
Samsung Galaxy Star Advance

低価格と言っても、Android 4.4を搭載し、CPUはシングルコア1.2GHz、メモリ512MB、480×800のタッチスクリーン、背面カメラ300万画素、Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 4.0搭載となっており、欲張らなければ十分使えるスペックです。

昨年、個人向けスマホから撤退したパナソニックも戦いの場をインドに変えて、Android端末「ELUGA U」を発表しています。

ELUGA Uの価格は、32,200円程度です。先のGalaxy Star Advaceとは、2倍以上の価格差があるミッドレンジのスマートフォンです。当然スペックも高く、CPUはクアッドコア1.2GHz、メモリ2GB、780×1280でゴリラガラスを使ったタッチスクリーン、フルHD動画が撮影できる1300万画素背面カメラと200万画素の前面カメラ、Wi-Fi a/b/g/n、Bluetooth 4.0搭載となっています。国内でエントリモデルと発売されても良さそうな端末です。

背に腹は代えられない?「Nokia XL 4G」を発表

ノキアの異端児、Nokia XシリーズのNokia XLのスペック強化版「Nokia XL 4G」が発表されました。

Nokia XL 4G
Nokia XL 4G

Nokia Xシリーズは、Android OSをベースにしており、独自のUIが搭載されています。Nokia XL 4Gは、中国通信キャリアChina Mobile向けで、名前の4G通りLTE通信に対応しています。Nokia XLからは、CPUがSnapdragon 200から400に、メモリが768MBから1GBに、バッテリーが1500mAhから2000mAhに変更になっています。

このNokia Xシリーズは、Microsoftのリストラ計画を受けて打ち切りとなることが決まっており、Windows Phoneに切り替わるとアナウンスされています。

今回のNokia XL 4Gの発売は、当初から計画されていたものが発売されたのかもしれませんが、冒頭でもあげたように、Windows Phoneはシェアを2.7%まで下げているので、売る側からすれば、背に腹は代えられず、売れるものを売りたいという気持があるのかもしれません。

今週は、このあたりで。また、来週。

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