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2015年3月第3週Apple Watch発売日決定、Android Wearはどうなる

Apple Watchの発売日が決定

Appleのスペシャルイベントで、Apple Watchの発売日が発表されました。4月10日から予約開始で、4月24日には発売となります。

Apple Watchは、本当に使えるモノか?や、高級腕時計を凌駕する質感を持つなど、さまざまな角度から情報や意見が出ており、登場前から話題になっています。まだ、予約前ですが購入を決めている方も多いはずです。恐らく、蝉が鳴き始める頃には、Android Wear勢が1年かけて積み重ねた出荷台数の72万台を抜いて、今年一番ヒットしたスマートウォッチとなるはずです。

Apple Watchは、情報機器としても腕時計としても魅力的ですが、何よりもAppleが、こうした要素を持ち合わせたスマートウォッチを販売することが、一番の魅力と言えるかもしれません。

Android Wearも黙っていない

とは言え、Googleも黙ってみているワケではありません。Apple Watchの登場を意識してか、Android Wearの次期バージョンの情報がリークされました。

この情報を得たTHE VERGEによれば、Android Wearの次期バージョンで、Wi-Fi接続とジェスチャーによる操作をサポートする予定としています。

ジェスチャーによる操作は、いちいちタッチパネルを操作しなくても、手首を回転させたり上下にすることで、Android Wearが操作できるようになります。たとえば、G-SHOCKでは、腕時計を自分に向けるとバックライトを点灯する機能を持っています。Android Wearでも同じような機能を実装することになります。

たとえば、腕時計を自分に向けると、ディスプレイが点灯して通知が表示される。そして、手首を向こう側に回すと次の通知、手前に回すと以前の通知が確認できるようになるかもしれません。また、相手を表示した状態であれば、腕を振れば電話が掛けられるなど、応用はいくらでも考えられそうです。

Android Wearは、ディスプレイを上下左右にスワイプやタップをして操作しています。これは、腕時計でしていた操作ではありませんし、小さなディスプレイは、指で操作すると大方が隠れてしまいます。ジェスチャーで操作できるようになれば、現状よりは日常の中で行う自然な動きの中に、情報確認操作が組み込めますし、指で隠れることもありません。

Android Wearを身に着ける目的は、たとえば、電話の着信であれば、より簡単かつ手軽に知りたいだけで、これが操作方法を覚えることなく、よくある仕草で操作できるのであれば、誰しもが自然に使えるようになる可能性があります。今回のような模索を続けるGoogleの姿勢には好感が持てます。

Android 5.1がリリース

先週は、Appleが話題をさらったので、あまり話題になりませんでしたがAndroid 5.1リリースがされました。Android 5.0が提供されているGoogleのNexusシリーズに対しては、OTAでのアップデート配信がはじまっています。

通知が来ていない場合は、いつものごとくGoogleの開発者向けのサイトからFactory Imageをダウンロードして、手動でアップデートできます。

アップデートしたユーザによれば、Android 5.0.xと比較すると、フリーズしなくなったと言った報告やアプリの動作が快適になったという報告があがっています。こうした報告を裏付ける解析結果を、Nexus用のカスタムカーネルを提供するFrancisco Franco氏がGoogle+に投稿しています。

これは、Android 5.0から提供された新しいランタイム「ART」の最適化が進んだことによる結果であるのと、カーネルのスケジューラーがCPUコアを効率的に利用するようになり、すべてのCPUコアに負荷を分散するようになったためとされています。また、クアルコム製のドライバにも改良が加えられたためとしています。

今週は、このあたりで、また、来週。

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