再注目を浴びるか? iOS用のAndroid Wearが登場間近か
Apple Watchが登場したことで、スマートウォッチが再び注目を集めるようになりました。Android Wearは、2014年の出荷台数が72万台と、もうひとつ突き抜けることができませんでしたが、近く、iOS用の接続アプリが登場すると『THE VERGE』が伝えています。
このタイミングで登場するのであれば、Apple Watch対策と考えられ、Googleも黙って見ていないと言うことでしょうか。iPhoneユーザの全員がApple Watchを欲しいと思っているワケではないはずです。iPhoneユーザであってもmoto 360やSONY SmartWatch 3のほうに魅力を感じて、これらをiPhoneとの組合せで使いたいと考えているユーザもいるはずです。こうした、Apple Watch以外の選択肢を望むユーザにとっては朗報なはずです。
『THE VERGE』の見方では、Apple Watchの競合になるので、アプリがリジェクトされるのではないか?とされていますが、この理屈が通ると独自のスマートウォッチを開発・販売するPebbleもダメになります。ここまでコントロールするつもりであれば、プラットフォームとしての健全さが保たれないことになるので深読みし過ぎではとも思えます。
接続アプリが出る・出ないの話よりも、Android Wearには、1年以上のアドバンテージがあったにも関わらず、取り繕うようにiOSへの対応を始めるのは少々遅い印象です。もっと早いタイミング、たとえば、Android Wear登場と同時にiOS向けにも接続ソフトをリリースしていれば、Android Wearの価値は、今と違ったものになっていたはずです。Android Wearの開発に、多くのリソースが割けていないのが実情なのかもしれませんが、後手に回ることが多い戦略を見せられるたびに、Googleは、Android Wearに価値を感じていないのだろうか?と考えてしまいます。
NTTドコモからGalaxy S6 edge、Galaxy S6が登場
Xiaomiなどの新興メーカの勢いに押されて、影が薄くなったと言われるSamsungですが、素晴らしい端末を製造するメーカであることは間違いありません。
再びSamsungがスポットライトを浴びる立役者となるフラッグシップ端末「Galaxy S6 edge」と「Galaxy S6」がNTTドコモより4月23日から発売開始になります。
S6 edgeに、ディスプレイの左右が湾曲したエッジスクリーンを搭載していることくらいしかハードウェアの違いはありませんが、搭載CPUのExynos 7420は、64bitで合計8コア(2.1GHz4コア、1.5GHz4コア)もありモンスター級です。また、ディスプレイは、5.1インチQuad HD(2560×1440)で、私が普段使っているiMac 27インチと同じ解像度です。また、使われているメモリモジュールも従来のLPDDR3より2倍高速なLPDDR4が使われており、3GBのメモリが搭載されています。
スマートフォンのハードウェアは、2年ほど前から不満なく使えるスピードが出ているので、留まることないハードウェアの進化も小食気味になりそうですが、スペックだけ見ているとデスクトップPCを追い越そうかという勢いです。
iPhone 6もしかり、ハードウェアは行き着くところまで来た印象が強く差別化要因になりづらくなっています。新端末が出たばかりで、次の話にはなりますが、Samsungは大所帯ながらも凄まじいスピード感で動くので、次は、ソフトウェアに重点を置いた端末を登場させる可能性もあります。デキ次第ですが、Galaxy S3が登場した時のように、皆が羨ましがる端末が登場して来る可能性もあります。まだまだ、Samsungから目が離せません。
今週は、このあたりで。また、来週。