Xperia、12機種に対してAndroid M Developer Previewを配布開始
ソニーモバイルコミュニケーションズは6月22日に、開発者向けサポートの一環として、12機種のXperiaに対してAndroid M Developer Previewの配布を開始しました。
GoogleのNexusシリーズに続いて、XperiaシリーズでもAndroid Mが動作することになります。対象のタブレットとスマートフォンは以下です。
Xperia Z3, Xperia Z3 Compact, Xperia Z3 Tablet Compact, Xperia Z2, Xperia Z2 Tablet, Xperia Z1, Xperia Z1 Compact, Xperia Z Ultra, Xperia E3, Xperia M2, Xperia T2 Ultra, Xperia T3Xperia Z4とXperia Z3+が対象の端末に入っていませんが、時間的に間に合わなかったものと考えられます。
今回配布されたのは、AOSP版のAndroid MをXperia向けに移植したものです。
当然ながらAOSP版なので素のAndroidです。よってWi-Fiは利用できるものの、モバイル回線やカメラ機能、Xperia特有の機能が使えないので、開発者向けでアプリの評価用と考えるのが妥当です。
ソニーモバイルは子会社化されてから動きやすくなったのか、最新OSのサポートを幅広い端末に対して積極的に行っている印象です。また、Google以外で、開発者向けに積極的な動きをするメーカーは少ないので貴重な存在です。
今回のように早々と最新版OSを自社の端末に対応させることで、Xperiaをアプリ開発用の端末として選ぶ開発者も出て来ることが考えられます。また、ユーザから見れば、手持ちの端末で最新OSが早いタイミングで動作することで、正式リリース後の早いタイミングでアップデートが提供されるものと期待値が高まります。
Jide、Remix OSを搭載のMini PC「Remix mini」を開発中
Android OSをベースに、Windows 8タブレットのような操作性を実現した「Remix OS」を開発しているJideが、Remix OSを搭載した「Remix mini」を開発しています。Surface 3 ProのようなAndroidタブレット「Remix Ultra tablet」を開発したメーカと言うとわかりやすいかもしれません。
Remix miniは、大きさが11.43cm x 8.89cm x 2.54cmのセットトップボックス型のPCで、スペックは以下のとおりです。
CPU | Quad-Core 1.5GHz |
OS | Remix OS |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB eMMC |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
ネットワーク | Gigabit Ethernet, Bluetooth 4.0 |
HDMI | 1.4 |
先行して発売されたタブレットの「Remix Ultra tablet」は、CPUにNVIDIA Tegra 4、メモリが2GB、ストレージが64GBで、Remix miniと比較するとワンランク上のハードウェアです。よって、Remix miniは、Ultra tabletのデスクトップ版というよりは、テレビサイドなどに設置してカジュアルに使うことを想定しているのかもしれません。流行りのHDMI端子の差し込む、ステック型にしなかったのは、筐体デザインに拘りがあるのでしょうか……
Remix miniは、近々、Kickstaterでキャンペーンが開始され、$20を出資することで1台提供されるようです。Remix OSが気になる方は、出資を検討してみるのはいかがでしょうか。
今週は、このあたりで。また、来週。