Android Studio 2.0 Betaをリリース
Googleは、Android Studio 2.0のベータ版を2月4日にリリースしました。
プレビュー版からの変更は、アプリを再ビルドすることなく変更箇所を実行できる「Instant Run」のアップデート、高速で刷新されたAndroidエミュレーターの搭載、App Indexing機能の統合とテストツールを追加、5倍高速化されたADBを搭載、GPUプロファイラのプレビュー版を搭載、IntelliJ 15の統合などが行われています。
昨年11月末のプレビュー版リリースから、3ヵ月を少し切る期間を空けてのベータ版リリースとなりました。
開発ツールのベータ版なので、気軽に導入というワケにはいきませんが、3ヵ月でステップアップしたことを考えると正式版がリリースされるのは、次の3ヵ月後と考えても良いのかもしれません。となれば、Google I/Oが開催される頃になる可能性があり、リリースのタイミングとしてはベストと言えます。
VAIO Phone BizがWindows 10 Mobile搭載で登場
Androidが搭載されたVAIO Phoneがb-mobileから発売されたのは、2015年3月で、そろそろ1年が経過します。VAIO Phoneは、成功したとは言えまませんが、リベンジとばかりにVAIO自ら本気の端末と思える「VAIO Phone Biz」がSIMフリー端末で発売になります。
ようやくVAIOらしい端末が登場したというのが正直な印象です。
筐体の素材には、プラスチックではなくアルミが使われており、VAIOらしい美しさと高級感を保っています。また、背面に彫られた「VAIO」のロゴもファンにとってはうれしい演出です。端末スペックは、VAIO Phoneはエントリモデルでしたが、VAIO Phone Bizはミドルレンジクラスの端末です。CPUは、Snapdragon 617 1.5GHzで、メモリ3GB、ディスプレはフルHDです。Windows 10 Mobileの差別化要因でもある「Continuum」にも対応しているので、デスクトップパソコン風にも使うことができます。
国内端末では珍しくデュアルSIM仕様です。両スロットともドコモ回線向けで、ドコモカケホーダイと格安データ通信SIMでの組み合わせで運用を想定しているようです。
Androidでなくなったのは残念ですが、前作の名誉挽回となるのか楽しみです。
ドコモ、Android 6.0へアップデートを行う既存モデルを発表
Androidの最新OSへのアップデートは、GoogleのNexus以外では望み薄の雰囲気となりつつありますが、さすがドコモというべきか、Android 6.0へのバージョンアップ対象端末を発表しました。
対象となっているのは、以下の20端末です。
2014年の冬春モデルが含まれているので、おおよそ1年前の端末から対象になっています。海外メーカの端末だけではなく、日本メーカの端末も対象に入っているのはうれしいところです。
- AQUOS ZETA SH-03G
- AQUOS ZETA SH-01H
- AQUOS Compact SH-02H
- ARROWS NX F-04G
- arrows Fit F-01H
- arrows NX F-02H
- GALAXY S5 SC-04F
- GALAXY Note Edge SC-01G
- GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
- GALAXY Tab S 8.4 SC-03G
- Galaxy S6 edge SC-04G
- Galaxy S6 SC-05G
- XperiaTM Z3 SO-01G
- XperiaTM Z3 Compact SO-02G
- XperiaTM Z4 SO-03G
- XperiaTM A4 SO-04G
- XperiaTM Z4 Tablet SO-05G
- XperiaTM Z5 SO-01H
- XperiaTM Z5 Compact SO-02H
- XperiaTM Z5 Premium SO-03H
各端末のバージョンアップの開始時期などは、提供準備ができ次第順次発表されることになっています。
これだけ大規模なバージョンアップが行われたことはないはずで、Android 6.0のシェアアップにも貢献することになるはずです。今回のように、しっかりと面倒を見てくれるドコモの姿勢には敬服するとともに、格安SIMのプロバイダではできない、大手キャリアならではの仕事と感じさせられる内容です。
今週は、このあたりで。また来週。