Android 8.0 Oreoがリリースになりました
Android Oが正式リリースされました。バージョン番号は8.0、お菓子のサブネームは「Oreo」で決定しました。
GoogleのPixelシリーズには、8月31日からアップデートの配信がはじまっています。
他の端末はアップデート提供まで少し時間がかかるのが常ですが、現時点で判明している情報をピックアップしておきます。
Xperiaシリーズ
Android 8.0 Oreoへアップデート対象となるXperiaを発表しました。アップデートが確定しているのは以下で、プロジェクタを内蔵したXperia Touchも含まれています。
- Xperia X
- Xperia X Performance
- Xperia XZ
- Xperia X Compact
- Xperia XZ Premium
- Xperia XZs
- Xperia XA1
- Xperia XA1 Ultra
- Xperia Touch
- Xperia XA1 Plus
アップデートの提供時期は公表されていません。Android 7.0 Nougatの時は、2016年夏に発表されて、国内版の端末にアップデートが提供されたのが2017年3月31日です。Xperiaシリーズは、アップデートの提供までに時間がかかるので、今回も同じだけの時間がかかる可能性はあります。
ZenFone 3/4シリーズ
ASUSのZenFone 3シリーズとZenFone 4シリーズは、Android 8.0 Oreoにアップデートされる予定であることをAndroid Policeが報じています。こちらは、2018年下半期までにアップデートが順次提供されるとしています。
OnePlus 3/3T
中国のOnePlusは、端末品質もさることながら、アップデートが迅速に提供されることでも評価を得ています。
最新端末はOnePlus 5ですが、前シリーズとなるOnePlus 3/3Tは、Android Oへのアップデートが最後のメジャーアップデートです。これは、同社のコミュニティ・フォーラムに公開された、プロダクト管理者のをインタビュー記事で明らかになりました。セキュリティアップデートは引き続き提供されます。
まだ、これから
国内で人気があるAndroid端末は、SONY, Samsung, Fujitsu, Sharp製です。
この中でSONY以外はアップデートの情報を提供していません。また、LGやHUAWEI, HTC, Motorola等も同様です。情報は順次提供されると思われますが、Android 7.0 Nougat同様に時間をかけて広まることになりそうです。
GoogleがARCoreを発表
Googleのプラットフォームで、ARコンテンツが楽しめるのはTangoに対応したスマホで、現状はLenovo Phab2 ProとASUS ZenFone ARに限られます。ARの裾野を広げるべく、新たなプラットフォームとして「ARCore」を8月29日に発表しました。
すでに、SDKのプレビュー版が公開されており、いますぐ試せます。
ARCoreは、Google PixelシリーズとSamsung Galaxy S8シリーズに対応しており、Android 7.0 Nougatで以上で動作します。LGやHUAWEIなども対応端末の開発を進めており、GoogleはSDKがプレビューの間に1億台の端末に搭載するとしています。
ARCoreは、OpenGL、Unity、Unreal Engineに対応しており、以下の3つの機能で構成されています。
モーショントラッキング
スマホカメラで空間にポイントを打ち、空間の特徴把握を行います。また、モーションセンサを使って端末の位置や傾き、動きを測定します。Tangoでは、赤外線センサも使っています。
水平面の検出
オブジェクトをAR表示する時は、床やテーブルなどの平らな場所に配置するのが一般的です。モーショントラッキングと同じ要領で水平面を検出して、オブジェクトを正確に配置します。
光源の推測
周囲の光を推測することで、環境に合わせたライティングをオブジェクトに行い、よりリアルに見せます。
一般的になってくれば、ARオプジェクトを表示する使い方だけではなく、モーショントラッキングだけでもうまく使えば、施設内のナビゲーションをより精度の高いものにも使えそうです。
今週は、このあたりで、また来週。