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2018年4月第3週アプリ登録数、App Storeは減少傾向、Playストアは増加傾向

アプリ登録数、App Storeは減少傾向、Playストアは増加傾向

appfiguresが、審査の厳格化や64ビット非対応アプリを削除したことにより、AppleのApp Storeに登録されているアプリが減少したとレポートしています。

また、新規登録数もピークの2014年と比較すると29%減少しているとも伝えています。

appfiguresは、アプリ登録数が減少した理由を「Appleが量よりも質を優先した結果」と分析しています。ユーザから見れば、主要アプリは引き続きダウンロードできるので、その他大勢のアプリが減少したにすぎず、ストアが健全な状態に保たれるのであれば、歓迎すべき話です。

対するPlayストアは、2017年には150万以上の新規登録アプリがあり、2016年と比較すると17%増となっています。

このレポートを見て、Playストアのほうが魅力的なプラットフォームで開発者を多く引き寄せているとは考えられません。ともに新規のアプリをリリースしても、ストアの中に埋もれてしまいユーザに届かない解決策を、Apple・Googleともに示していません。

アプリ開発者の立場で見れば、年々厳しくなる審査やルールに対する見返りとして、アプリの配布と収納代行だけではなく、新しいアプリが芽吹ける仕組みの充実を願いたいところです。たとえば、YouTubeのレコメンドシステムは、うまく機能しているように見えます。実際、チャンネル登録数の多いYouTuberの動画以外でも関連性が高ければレコメンドされます。

Playストアにも新規アプリに限って、似たレコメンドシステムを取れば、ユーザの目に付く機会が増えるので開発者にとっても魅力的なプラットフォームになります。こうならば、まずはAndroidからと考える開発者が増えるはずです。

今年のGoogle I/Oは、5月9日からスタート

Googleが年次で開催する開発者向け会議の「Goolge I/O 2018」は、今年は5月9日から5月11日まで、カリフォルニアのマウンテンビューで開催されます。

専用サイトではカウントダウンがはじまっているのと、開催期間のセッションスケジュールとその詳細が公開されています。Keynoteは、現地時間で5月8日の10時からで、日本だと9日の午前2時からなのでライブを観るのには気合いが必要です。これを観るイベントが「I/O Extended events」と称して各地で開催されます。国内では、信州、京都、神戸、徳島で、横浜は、報告会としての開催で後日となっています。

詳しくは以下のサイトから確認できます。共通の話題を持った者達とワイワイやりながら、Keynoteを楽しむのも良いかもしれません。

Google I/O開催中のセッションは、合計すると356もあります。

専用サイトでは、トピックスごとにフィルタがかけられるので、興味のある分野ごとにセッションを絞り込んで確認できます。また、ライブストリームを行うセッションもフィルターできます。参加できなくてもライブストリームは見られるので、気になるセッションがないかチェックすることをオススメします。

URL短縮サービス「goo.gl」が終了

少し古い話しですが、3月30日にGoogleは、URL短縮サービス「Google UrL Shortener」を終了すると発表しました。

Google URL Shortenerを匿名で利用しているユーザは4月13日まで、既存ユーザは2019年3月30日まで利用できます。今後は、Firebase Dynamic Linksに注力すると説明しています。

Firebase Dynamic Linksは、アプリやWebを問わずシームレスに誘導できるリンクで、メディアが変わるとリンクが切れてしまう不便を解消してくれます。詳しくは、以下のページで説明されているので興味のあるかたは参照してください。

Google URL Shortenerを利用していたユーザは、Firebase Dynamic Linksの他、BitlyやOw.lyへの移行が推奨されています。WordPressのプラグインで、短縮URLの生成先としてGoogle URL Shortenerを指定している場合もあるので、この機会に設定を確認することをお勧めします。

今週は、このあたりで、また来週。

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